ゲートバルブについて

gate valve

スルース(スリース)バルブ[sluice valve]とも呼ばれます。
ゲート、スリースという言葉は共に水門を指しますが、バルブにも拘らず(水門の様に)弁体が流路内に残らないため名付けられた様です。

ゲートバルブ概要

構造がシンプル、管路長手方向に薄いなどの特徴があります。
弁体(ディスク、ジスク)を開閉する際の抵抗は小さいですが
大径になると弁体の撓(たわ)みの影響が無視出来なくなって来るため比較的小径の管路を中心に用いられています。
弁体をガイドする溝(戸溝)の下部に異物を挟み込むと全閉出来なくなるため、比較的綺麗な水に向いていると言えます。
(下部に戸溝の無いタイプもあります)

ゲートバルブの構造と動作

ゲートバルブイメージ図
ゲートバルブのイメージ図です。
判り易くする為に着色しています。

駆動シャフト(バルブステム)とハンドルに設けられたネジによってシャフトが駆動されます。
ハンドルと駆動シャフトが連結され、弁箱側にネジを設ける場合も有ります。


ゲートバルブ閉鎖時カットイメージ図
ゲートバルブの閉鎖時カットイメージ図です。
判り易くする為に着色しています。

シアン色の円盤状の部分が水を遮る弁体(ディスク)で、閉鎖時には下に降りて流路が閉じます。


ゲートバルブ開放時カットイメージ図
ゲートバルブの開放時カットイメージ図です。
判り易くする為に着色しています。

開放時は弁体(ディスク)が上に引き上げられ流路が開きます。


ハンドル部分解イメージ図
ハンドル部の分解イメージ図です。
判り易くする為に着色しています。
駆動シャフト及び弁箱は一部を描いています。

駆動シャフト(バルブステム)及びハンドルにネジが切られています。
バルブ閉鎖の(駆動シャフトを下げる)際、ハンドル及び駆動シャフトの自重のみでは確実に動作しないため
ハンドルと弁箱が引っ掛かるようにして押さえつけるようになっています。



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