ホロージェットバルブ外観模式図
判り易くする為適宜着色しています。
可動ニードル中空水流射出型バルブです。
バルブの開閉はニードル自体を移動することによって行います。
ニードルから先が開放されず水流を纏める構造になっている為、水流自体は拡散せず遠くへ飛びますが中空の水流となり、直接射出するよりも水勢は衰えます。
ホロージェットバルブの構造
ホロージェットバルブ透過模式図
判り易くする為適宜着色しています。
ホロージェットバルブ解放時の様子です。
ニードルに依り水流が外側に広がりますが、ケーシングに依って広がりが抑えられる為に中空の射出水流となります。
ホロージェットバルブ分解模式図
判り易くする為適宜着色しています。
ホロージェットバルブを分解してみた図です。
実物のホロージェットバルブとは若干異なる部分もあります。
（用語が不正確な部分もあるかもしれませんがご了承ください）
- ケーシング（弁箱）
- 配管と接続されるためのフランジ、支持ステーなどが取り付けられます。
水流が外側に広がり過ぎない様にする役割も持っています。 - 弁座
- コーンやニードル（弁体）を受け止め水流を止める部分です。
通常、ケーシングと一体になっています。 - ニードル［needle］、（弁体）
- 流路を開閉しつつ水流を分散させる部分です。
図ではコーン形状も描いてありますが殆どニードル形状の様です。 - シャフト（シリンダー、プランジャー、スピンドル）及び駆動部
- 駆動部によりシャフトが前後し、流路を開閉します。
液圧駆動の場合、油圧シリンダー又はプランジャー、機械駆動の場合スピンドル等が用いられます。
実物では複動油圧シリンダーを用いる事が多い様です。 - 支持ステー（スプリッター）
- 駆動部をケーシングに固定している部分です。
