ロータリーバルブについて

rotary valve

ロータリーバルブの構造

横軸ロータリーバルブ分解図
横軸ロータリーバルブのイメージ図です。

ロータリーバルブを分解するとこのようになっています。
画像右上の黒い部分がケーシング(弁箱)、画像左下のシアン色の部分が弁体で赤い部分の駆動軸が接続されています。

ロータリーバルブの動作

横軸ロータリーバルブの動作図
横軸ロータリーバルブの動作イメージ図です。

動作イメージはこのようになります。
図からも一目瞭然ですがバルブ全開時の流路の抵抗は極僅か(弁体円筒部分自体の抵抗を除くと弁体とケーシングの境部分より発生する乱流に由来する物のみ)です。
また、弁体と弁座が接する部分が2箇所在る為、止水の点で他型式のバルブよりも有利です。
このため、比較的手間のかかる造りにも拘らず大規模水力発電所の大径管路の入口弁に現在でも広く用いられています。
(小径管路ではコストとの兼ね合いもあり高落差で若干使用されているのみの様です)



2017-10-08止水部分説明追加
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