電線、ケーブルの種類

名前 構成 詳細説明
鋼心(芯)アルミ撚り線 導体:鋼(機械的強度保持目的)+アルミニウム
絶縁物:大気
アルミ電線の引張強度を高めるために中心に鋼線を用いた電線。
鋼芯には電流は流れないものとして設計する。
特高用の架空電線はほとんどこれ又はこれの改良版。
架橋ポリエチレン絶縁ケーブル 導体:無酸素銅
絶縁物:架橋ポリエチレン
ポリエチレンを架橋(分子間結合を変える)して耐熱性を高めたケーブル。
絶縁性能が良く、超高圧線まで使用されているが水に弱く、樹状の絶縁破壊(水トリー:tree)を生じる。
通常、心線に無酸素銅を用い損失も少く、耐熱性能も良いため絶縁電線としては許容電流が大きい。
全相をまとめて外皮で覆ったCV、3相をそれぞれ外皮で覆ってから撚り合わせたCVT、同4線タイプのCVQがある。
CVT、CVQの方が表面積が大きい分放熱が良いのと、各相の誘導が小さいのでCVよりも許容電流が大きい。
超高圧線では撚れないので単線を相数分(3本)敷設する。
光ファイバ複合架空地線 導体:光ファイバ(通信用)+鋼
絶縁物:大気
架空地線に光ファイバを組み込み、変電所間の通信等に使用している。


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