発電所から家までの電気の流れ

一昔前、水力発電は主力電源でした。(水主火従の時代)
やがて経済規模の拡大と共に水力だけでは賄い切れなくなり、主力の座を火力発電に譲ります。(火主水従の時代)
その後、原子力発電が誕生、安定供給の観点から原子力、火力、水力をバランス良く組み合わせるベストミックスの時代となりました。

水力発電は、起動時間が短く、発電能力の可変幅が大きいという特性を生かしピーク供給力の担い手として、
また、大容量の揚水式発電に電力を蓄える事により、大容量の原子力、火力発電所を効率良く運転
させるためのパートナーとして現在の電力需要においても欠かせない存在となっています。

昼間の発電所から家までの電気の流れ

昼間の電気の流れ説明図
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構成、電圧等は一例です)

昼間の消費ピーク時は、揚水式発電所も発電を行い、消費先負荷(需要家)へと送電されます。

夜間の発電所から家までの電気の流れ

夜間の電気の流れ説明図
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構成、電圧等は一例です)

夜間の消費電力が少ない時、余剰電力は揚水式発電所へと送電され水を汲み上げておくのに使用されます。
また、全体の負荷が軽くなるため、揚水式発電所が負荷となることにより系統の安定化にも役立っています。


表記を簡略化していますが、安定供給と事故の影響を最小に抑えるため
実際にはそれぞれの発電所、送配電網、変電所は多重化されています。



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