中国電力株式会社 周布川第一発電所
所在地:島根県浜田市弥栄町栃木
交通:JR山陰本線 周布駅より約12km
発電所諸元
- 歴史
- 所有:中国電力株式会社[運開]−中国電力株式会社[現在]
- 昭和36(1961)年11月9日:運用開始
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム水路式
- 発電方式(水の利用方法):調整池式
- 出力
- 認可最大出力:9800kW
- 常時出力:3600kW
- 水量
- 最大使用水量:8.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:146.15m
- 設備
- 水車:立軸フランシス水車 出力11000kW×1台
- 発電機:立軸三相交流同期発電機×1台
- 導水路:総延長4258.41m、主要導水路 圧力トンネル 口径2.32m、延長4224.8m
- 調圧水槽:差動式サージタンク 口径5.50m×高49.52m
- 水圧鉄管:内径2000〜1300mm、板厚9〜16mm、延長275.99m×1条
- 入口弁:バタフライバルブ
- 放水路:幅2.32m×高2.32m、総延長105.6m
- 標高
- 取水位標高:270.00m
- 放水位標高:116.00m
- 面積
- 流域面積:88.50平方キロメートル
- 河川
- 取水:周布川[周布川ダム]→木戸川
- 放水:周布川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 周布川(すふがわ)ダム
- 歴史
- 昭和36(1961)年:竣工
- 種類
- 自由越流型直線重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:58.0m、堤頂長:147.0m、堤体積:94,000立方メートル
- 下部堤体幅:49.500m
- 容量
- 総貯水容量:10,173,000立方メートル
- 有効貯水容量: 7,143,000立方メートル
- 面積
- 流域面積:88.5 平方キロメートル
- 湛水面積: 0.532平方キロメートル
- 標高
- 設計満水位標高:273.700m(サーチャージ)
- 常時満水位標高:270.000m
- 越流頂標高:270.000m
- 排水管呑口中心標高:234.580m
- 最低水位標高:251.500m
- 水門設備等
- 洪水吐(クレスト):自由越流頂×1径間
- 排水管(正):高圧フライドバルブ 角型600mm×1門
- 排水管(副):スルースバルブ 口径600mm×1門
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
フォトギャラリー
(2017-05撮影)
発電所と周辺の様子、画像右下に放水口が見えます。
(2017-05撮影)
周布川第一発電所の少し上流に建設された大長見ダムの天端から発電所を撮影しました。
大長見ダムには発電所は無いようですが、もしかしたら管理用発電所は設けられているかもしれません。
(2017-05撮影)
木戸川の取水堰です。
河床のスクリーンから取水しています。
(2017-05撮影)
上流から撮影した木戸川の取水堰です。
取水堰頂がスクリーンよりも高い位置に在り、岩石がそのまま取水堰上を通過する訳では無いのでチロル式とは異なると思われます。
勿論、スクリーンが在りますので、ある程度の流入阻止は期待できると思います。
(2017-05撮影)
最上流且つ主となる取水先の周布川ダムを下流正面から撮影しました。
腰高のスキージャンプ式洪水吐減勢工が特徴的です。
(2017-05撮影)
(柵越しに撮影しています。柵の中へ入らない様にお願いします)
周布川ダムを左岸天端脇から撮影しました。
中空重力式を想わせる形状が下流正面からの眺め同様に特徴的です。
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周布川水系(二級水系)
日本海←─周布川第二─周布川第一─←弥畝山付近
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2018-09-25初掲載(2017-05撮影)
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