所在地:愛知県新城市横川
交通:JR飯田線 大海駅より約2km
恐らく国内初と思われる、ナイアガラ式(発電機を水車から離れた上部に設置し長いシャフトで連結する方法)を採用した発電所です。
発電機(電気系設備)を川面から離れた上部に設置することにより、洪水時に被害を軽減出来ます。
その名の通り、ナイアガラの滝付近に設けられた発電所で初めて採用された方式です。
場所は恐らく、カナダ側のWilliam Birch Rankine発電所(Canadian Niagara Power Company)、1905-01運開又は建設と思われます(2021-09-26追加修正)
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ナイアガラに因んでと思われますが、取水堰堤脇の導水路に設けられている越流堤(余水吐)が幅の広い(越流長の長い)滝の様な造りとなっています。
(2015-11-07画像差替、2015-01撮影)
発電所全景
初探訪時にアップ画像を撮り忘れていましたが、今回撮影しましたので画像差し替えです。
画像左上がヘッドタンク(上部水槽)、画像右端付近の発電所建屋向こうが放水口です。
(2005-08撮影)
発電所と周辺の様子(2005年時点)
数々の奇岩が渓谷を形作っています。
(2015-11-07画像追加、2015-01撮影)
10年ぶりに訪ねましたが、全くと言って良い程、その眺めは変わっていませんでした。
(2005-01撮影)
上部水槽の様子です。
この部分は導水路より広く造ってありヘッドタンク(上部水槽)となっています。
右側の2門の水門及びスクリーンの向こうの茶色の屋根が発電所建屋です。
(2015-11-07画像追加、2015-01撮影)
取水堰の様子です。
越流堤(余水吐)から越流しており、ナイアガラ瀑布のミニチュア版的な眺めが楽しめました。
(2015-11-07画像追加、2015-01撮影)
取水堰と周辺の様子です。
少し下流に在る「花の木公園」様(お食事処、旅館、釣り堀等の複合施設)の駐車場(私有地)付近から取水堰下流側が良く見えます。
お昼時などであれば昼食がてら撮影させて頂こうかと思いましたが、訪ねた時はお昼時には遅く車を停めて撮影という訳にもいきませんでした。
また、道幅の割には往来が相当激しく路肩に停車しての撮影も厳しいと思われます。