所在地:岐阜県加茂郡八百津町和知
交通:JR中央本線 中川辺駅より約8km
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
兼山ダムと発電所建屋
堤体より少し離れているせいか、ダム水路式とされています。
(所有者情報を多治見電燈様より頂きました。どうもありがとうございました)
(2005-10-14画像追加)
今回、関西電力様の御厚意により堤体の見学をさせて頂きました(どうもありがとうございました)
精悍な艶消し黒のテンターゲート14門は見応え十分です。
堤体直下は洗掘を防ぐためにコンクリートの叩きが設けてあります。
(2005-10-14画像追加)
叩きの下流側と発電所放水口よりの流れ
右岸寄りのゲートオープン時はこの部分を水が流れて行きます。
流れるというよりも走るという表現の方が相応しそうです。
向こうに見える堰堤跡が何なのかは今回分かりませんでしたが、
恐らくは愛知用水の元々の取水堰ではないかと思います。
(2005-10-14画像追加)
天端より下流を望む
右岸の放水口6箇所に水車メンテナンス時に水を遮る角落しを落とし込む溝が設けてあります。
その上には運開当時角落しを運び、落とし込むために用いたであろう軌道跡が見えます。
現在は上の道路よりクレーン車で落とし込んでいるかと思います。
また、ここは住宅が近いため、放流の際の水しぶきの飛散には特に気を使っておられるとの事です。
(2005-10-14画像追加)
取水口の様子
スクリーンのすぐ上に居る作業車両は自動集塵機です。
水門が3門ですので13000kW×3基でしょうか。
(2005-10-14画像追加)
ダム湖の様子
関西電力の方のお話によると昭和59(1984)年の長野県西部地震以降、
水の濁りが酷くなってきたそうで、それ以前は結構透明度があったそうです。
山津波によって莫大な量の土砂が上流地点で流れ込んだので影響が出ているようです。