中部電力株式会社 馬瀬川第一発電所

所在地:岐阜県下呂市金山町乙原
交通:JR高山本線 飛騨金山駅より約16km

特記事項

世界最大の斜流ポンプ水車(立軸斜流可変翼ポンプ水車)があります。

上部貯水池となる岩屋ダムに日本最大クラス(扉高及び回転半径)のテンター(ラジアル)ゲートがあります。

発電所諸元

歴史
所有:中部電力株式会社[運開]−中部電力株式会社[現在]
昭和48(1973)年  :着工
昭和51(1976)年6月:1号機運用開始
昭和51(1976)年7月:2号機運用開始
発電の区分
種別:揚水式水力
発電形式(落差を得る方法):ダム式
発電方式(水の利用方法):混合揚水式
揚水運転周期:日周期又は週周期(推定)
出力
認可最大出力:288000kW
  常時出力:     0kW
水量
最大使用水量:335.00立方メートル毎秒
落差
有効落差:99.60m
設備
水車:立軸斜流可変翼(デリア)ポンプ水車×2台
 最大出力149000kW(発電時)、最大入力160000kW(揚水時)
発電電動機:立軸三相同期発電電動機×2台
 最大出力容量160000kVA(発電時)、最大入力160000kW(揚水時)
導水路:内径7200mm、延長217.078m、2条(案内板)
導水路:総延長432.1m、主要導水路 圧力トンネル 口径7.20m、延長432.1m(水力発電所データベース)
調圧水槽:差動式サージタンク 口径7.50m×高106.20m、2本
水圧鉄管:内径5900mm、延長142.133m×2条(案内板)
水圧鉄管:内径5200〜4900?mm、板厚23〜33mm、延長141.33m、2条(水力発電所データベース)
放水路:内径8500mm、延長186.593m、2条(案内板)
放水路:圧力トンネル 幅8.50m×高5.31m×口径8.50m、総延長194.2m(水力発電所データベース)
標高
 取水位標高:406.00 m
 放水位標高:303.50 m
水車中心標高:265.000m
面積
流域面積:1034.9平方キロメートル
河川
発電時取水(上部貯水池):馬瀬川[岩屋ダム]
発電時放水(下部貯水池):馬瀬川[馬瀬川第二ダム]
揚水時取水(下部貯水池):馬瀬川[馬瀬川第二ダム]
揚水時放水(上部貯水池):馬瀬川[岩屋ダム]

本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)

ダム諸元

上部貯水池

名称
岩屋(いわや)ダム[独立行政法人水資源機構管轄]
歴史
昭和41(1966)年:着手
昭和51(1976)年:竣工
種類
傾斜土質遮水壁型ロックフィルダム
大きさ
堤高:127.50m、堤頂長:366.00m、堤体積:約5,780,000立方メートル
堤頂幅:10.00m、下部堤体幅:568.750m
コア層下部幅:42.250m
上流側フィルター層下部幅:10.250m
下流側フィルター層下部幅:20.525m
容量
  総貯水容量:173,500,000立方メートル
 有効貯水容量:150,000,000立方メートル
    治水容量: 50,000,000立方メートル(有効貯水容量の内)
 発電、利水容量:100,000,000立方メートル(有効貯水容量の内)
 (内、利水容量: 61,900,000立方メートル)
堆砂、死水容量: 23,500,000立方メートル
面積
流域面積:1804.9 平方キロメートル
直接流域面積:1034.9平方キロメートル
間接流域面積: 770.0平方キロメートル
湛水面積:  4.26平方キロメートル
標高
     堤頂標高:427.500m
 洪水時満水位標高:424.000m(サーチャージ)
  常時満水位標高:411.000m
    低水位標高:366.000m
  取水口中心標高:352.000m
放水口側満水位標高:314.500m(馬瀬川第二ダム湖面)
     河床標高:306.000m
放水口側低水位標高:303.500m(馬瀬川第二ダム湖面)
   基礎岩盤標高:300.000m
水門設備等
洪水吐(クレストゲート):テンターゲート 幅10.900m×高18.312m×回転半径18.000m×重量170t×2門
流量
計画高水流量:2400立方メートル毎秒
計画調節流量:2100立方メートル毎秒
 計画流下量: 300立方メートル毎秒

本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)

下部貯水池

名称
馬瀬川(まぜがわ)第二ダム
歴史
昭和41(1966)年:着手
昭和51(1976)年:竣工
種類
越流型直線重力式コンクリートダム
大きさ
堤高:44.5m、堤頂長:263m、堤体積:101,000立方メートル
容量
 総貯水容量:9,736,000立方メートル
有効貯水容量:6,100,000立方メートル
面積
流域面積:1049  平方キロメートル
直接流域面積:279平方キロメートル
間接流域面積:770平方キロメートル
湛水面積:  0.70平方キロメートル
標高
満水位標高:314.500m
低水位標高:303.500m
水門設備等
洪水吐(クレストゲート):テンターゲート×3門

本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)

馬瀬川第二ダムの様子は馬瀬川第二発電所のページに掲載してあります。

ムービーギャラリー

岩屋ダム点検放流(YouTubeへ移動します)

フォトギャラリー



2023-10-15日本最大のテンターゲート情報追加修正
2018-10-15画像追加(2017-08撮影)岩屋ダム及び馬瀬川第二ダム面積修正追加、所有者情報詳細追加、ムービーへのリンク追加
2013-11-04画像追加差替(2012-11撮影)
2011-10-11発電所諸元詳細修正追加、ダム諸元表記整理、特記事項ゲート説明追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2003-01-06初掲載
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