電源開発株式会社 尾上郷発電所
所在地:岐阜県高山市荘川町尾上郷
交通:
発電所諸元
- 歴史
- 所有:電源開発株式会社[運開]−電源開発株式会社[現在]
- 昭和44(1969)年 5月 :着工
- 昭和46(1971)年11月4日:運用開始
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム水路式
- 発電方式(水の利用方法):貯水池式
- 出力
- 認可最大出力:20000kW
- 常時出力: 1870kW
- 水量
- 最大使用水量:12.10立方メートル毎秒
- 常時使用水量: 1.91立方メートル毎秒
- 落差
- 最大出力時有効落差:198.50m
- 常時出力時有効落差:210.80m
- 設備
- 水車:立軸単輪単流フランシス水車 最大出力21200kW×1台
- 回転速度600rpm
- 発電機:立軸三相交流同期式発電機 最大出力22000kVA×1台
- 電圧6.6kV、周波数60Hz、12極、力率95%
- 変圧器:三相油入自冷式 容量22000kVA×1基
- 1次6.6kV/2次73.5−77−80.5kV
- 支水路トンネル:総延長8533m
- 導水路トンネル:圧力導水路 口径2.40m、延長3538.0m
- 調圧水槽:制水孔式サージタンク 口径6.00m×高34.80m
- 水圧鉄管:内径2200〜1400mm、板厚8〜22mm、延長390.873m×1条
- 入口弁:バタフライバルブ
- 標高
- 取水位標高:967.00m
- 放水位標高:756.00m
- 面積
- 流域面積:64.6平方キロメートル
- 河川
- 取水:海上谷→別山谷→大シウド谷→小シウド谷→大日谷→アマゴ谷→大黒谷[大黒谷ダム]
- 放水:尾上郷川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 大黒谷(おおぐろだに)ダム
- 歴史
- 昭和44(1969)年:着手
- 昭和46(1971)年:竣工
- 種類
- 中央土質遮水壁(センターコア)型ロックフィルダム
- 大きさ
- 堤高:34.0m、堤頂長:140.0m、堤体積:279,600立方メートル
- 天端幅:8.0m
- 容量
- 総貯水容量:765,000立方メートル
- 有効貯水容量:220,000立方メートル
- 標高
- 堤頂標高:971.00m
- 満水位標高:967.00m
- 低水位標高:964.00m
- 面積
- 流域面積:64.6 平方キロメートル
- 直接集水面積 5.2平方キロメートル
- 間接集水面積59.4平方キロメートル
- 湛水面積: 0.087平方キロメートル
- 水門設備等
- 洪水吐:自由越流堤 幅8.00m×高8.40m×1門
- 流量
- 設計洪水流量:130立方メートル毎秒
- 計画高水流量:110立方メートル毎秒
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
フォトギャラリー
2010年6月に電源開発様の御厚意により大黒谷ダムを見学させて頂きました。
ご案内頂いた電源開発様、見学会の開催にあたり調整を行って頂いた方々、どうもありがとうございました。

大黒谷ダム堤体下流側を左岸より撮影
山奥にひっそりと佇んでいます。
カーブを描いているロックフィルダムです。
地形と相まってフィル材の量を抑えられたそうです。

大黒谷ダムのカーブをメインに撮影してみました。
画像中央奥に写っている山の少し左寄り向こうに発電所が在ります。

洪水吐水路
先端はスキージャンプ式です。

洪水吐上部には自由越流堤が設けられています。

大黒谷ダム堤体上流側と取水設備

南方、右岸側に延びるダム湖

西方、左岸側に延びるダム湖と注水路出口
奥に見える構造物から、海上谷→別山谷→大シウド谷→小シウド谷→大日谷→アマゴ谷と取水された水が流れ込みます。
画像右側は取水設備でここから発電所へと導水されます。
手前の水でも判りますがなかなかの透明度です。
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2019-02-09所有者情報詳細追加
2010-06-20初掲載
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