東京発電株式会社 賀美発電所
所在地:茨城県常陸太田市上深萩町
交通:JR常磐線 日立駅より約20km
発電所諸元
- 歴史(途中は抜けている可能性が有ります。?は未確認)
- 所有:茨城電氣株式会社[運開]−不明−東京発電株式会社[現在]
- 大正 8(1919)年2月:運用開始
- 平成18(2006)年4月:設備改修
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):水路式
- 発電方式(水の利用方法):流込み式
- 出力
- 認可最大出力:570kW(改修前510kW)
- 常時出力:340kW
- 水量
- 最大使用水量:2.09立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:33.33m
- 設備
- 水車:横軸フランシス水車 出力570kW×1台
- 発電機:横軸三相交流同期発電機×1台
- 導水路:総延長4319.1m、主要導水路 幅1.54m×高1.88m、延長3817.5m
- 上部水槽:縦4.85m×横7.25m×高3.80〜4.20m
- 水圧鉄管:内径1120〜831mm、板厚6〜8mm、延長76.00m×1条
- 入口弁:バタフライバルブ
- 放水路:幅3.10〜6.40m×高2.40〜3.60m、総延長64.5m
- 標高
- 取水位標高:175.04m
- 放水位標高:137.20m
- 面積
- 流域面積:101.6平方キロメートル
- 河川
- 取水:里川
- 放水:里川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
文化財情報
敷地外及び見学可能な場所から見られない場合でも、絶対に立入禁止の場所へは入らないでください。
国指定登録有形文化財(建造物)
- 登録番号:08−0140、名称:賀美発電所本館、年代:大正8(1919)年
- 久慈川水系里川の中流域に建設された水力発電施設。木造平屋建,切妻造,瓦棒鉄板葺で,外装は下見板張とする。越屋根を設け,壁面に広く開口部をとる,換気に配慮したつくり。小屋組は木造プラットトラスで,発電機室には横軸水車と発電機を一組据える。
- 登録番号:08−0141、名称:賀美発電所放水路及び余水路、年代:大正8(1919)年
- 発電所本館東方の欠円アーチ型放水口から里川に至る放水路と,水槽から流れ出て放水路と合流する余水路からなる。水路側壁は法勾配約3分の谷積石張で精緻に築く。里川の近くに,側壁を布積石張とした欠円アーチの鉄筋コンクリート造管理橋を架ける。
- 登録番号:08−0142、名称:賀美発電所取水所、年代:大正8(1919)年
- 茨城電氣株式会社株式会社が計画した賀美発電所の取水部分で,本館から約4km上流に位置する。堤長33m,堤高2.9mで堤頂部にむくりをつけた布積石張の重力式取水堰を中心に,丁寧な石材仕上が施された2門の制水門,コンクリート造沈砂池を一体的に築く。
本データについては、利用規約に基づいて文化庁様、国指定文化財等データベースより転載しています。
フォトギャラリー
(2006-04撮影)
発電所全景
(2006-04撮影)
発電所建屋と放水路
放水路と余水吐がなかなかいい雰囲気なのでこちらをメインに撮影してみました。
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2018-04-30所有者情報詳細追加
2015-06-15文化財情報追加
2013-08-00発電所諸元詳細追加
2012-11-11発電所名の読み修正(かみ→がみ)
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2006-07-05初掲載(2006-04撮影)
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