東京発電株式会社 小里川発電所

所在地:茨城県常陸太田市徳田町
交通:JR水郡線 下野宮駅より約15km

発電所諸元

歴史(途中は抜けている可能性が有ります。?は未確認)
所有:小里川電力株式会社[運開]−不明−東京発電株式会社[現在]
大正15(1926)年2月:運用開始
発電の区分
種別:一般水力
発電形式(落差を得る方法):水路式
発電方式(水の利用方法):流込み式
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出力
認可最大出力:1000kW
  常時出力: 190kW
水量
最大使用水量:1.39立方メートル毎秒
落差
有効落差:102.31m
設備
水車:横軸フランシス水車 出力1000kW×1台
発電機:横軸三相交流同期発電機×1台
導水路:総延長2082.0m、主要導水路 幅1.31m×高1.46m、延長2055.3m
上部水槽:縦6.10m×横7.61m×高4.00〜4.50m
水圧鉄管:内径920〜650mm、板厚6〜12mm、延長245.00m×1条
入口弁:バタフライバルブ
放水路:幅2.71〜5.26m×高1.80〜4.25m、総延長108.5m
標高
取水位標高:401.69m
放水位標高:295.32m
面積
流域面積:21.4平方キロメートル
河川
取水:里川
放水:里川

本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)

文化財情報

敷地外及び見学可能な場所から見られない場合でも、絶対に立入禁止の場所へは入らないでください。

国指定登録有形文化財(建造物)

登録番号:08−0143、名称:小里川発電所本館、年代:大正14(1925)年
里美村を南北に貫流する里川の上流域に位置する発電施設。鉄筋コンクリート造平屋建,切妻造,瓦棒鉄板葺で,平側中央部に玄関ポーチを設ける。小屋組は鉄骨フィンクトラスで,内部には横軸水車と発電機を据える。軒蛇腹を段状につくり,外観に変化をつける。
登録番号:08−0144、名称:小里川発電所放水路、年代:大正14(1925)年
発電所本館から流れ出る水を里川まで導く水路。くの字形平面をした長142mの開渠で,敷幅を2.7m,側壁法勾配3分の谷積とし,水路端部から連続して里川に石造護岸を築く。欠円アーチの上方側壁を布積石張とした鉄筋コンクリート造管理橋が3基架かる。
登録番号:08−0145、名称:小里川発電所余水路、年代:大正14(1925)年
水槽からの余水を里川に導くための水路で,山の斜面の鉛直方向にほぼ一直線に穿たれる。3.6m長の暗渠部分と,側壁を法勾配3分の谷積とした277m長の開渠部分からなり,放水口近くにはスパン約1.5mの小規模な鉄筋コンクリート造橋を架ける。
登録番号:08−0146、名称:小里川発電所取水所、年代:大正14(1925)年
小里川電力株式会社株式会社が計画した発電所施設の取水部分で,本館の約3km上流に位置する。堤長20m,堤高2.1mの重力式コンクリート造堰堤を中心として,右岸側に魚道,左岸側に制水門と排砂門を配する。小規模ながら近代的要素を全体に備えた河川構造物。

本データについては、利用規約に基づいて文化庁様、国指定文化財等データベースより転載しています。

フォトギャラリー



2018-04-30所有者情報詳細追加
2015-06-15文化財情報追加
2013-08-25発電所諸元詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2006-07-02初掲載(2006-04撮影)
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