東北電力株式会社 山口発電所
所在地:岩手県久慈市大川目町
交通:JR八戸線、三陸鉄道北リアス線 久慈駅より約8km
発電所諸元
- 歴史
- 所有:九戸水力電気株式会社[運開]−奥羽電燈株式会社−東北配電株式会社−東北電力株式会社[現在]
- 大正 6(1917)年 6月23日:九戸水力電気発足
- 大正 9(1920)年10月 :運用開始(水力発電所データベース)
- 大正 9(1920)年12月25日:運用開始(現地案内板)
- 昭和14(1939)年11月 :合併により所有者変更(奥羽電燈)
- 昭和17(1942)年 4月 :配電統制令により所有者変更(東北配電)
- 昭和26(1951)年 5月 1日:電気事業再編成令により所有者変更(東北電力)
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):水路式
- 発電方式(水の利用方法):流込み式
- 出力
- 認可最大出力:250kW(運開当時250kW)
- 常時出力:177kW
- 水量
- 最大使用水量:1.948立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:16.97m
- 設備
- 水車:横軸フランシス水車 出力270kW×1台
- 発電機:横軸三相交流同期発電機×1台
- 導水路:総延長196.3m、主要導水路 幅1.52m×高1.83m、延長190.9m
- 上部水槽:縦3.55m×横7.20m×高2.42m
- 放水路:幅2.00m×高1.75m、総延長26.4m
- 標高
- 取水位標高:50.26m
- 放水位標高:33.07m
- 面積
- 流域面積:227.0平方キロメートル
- 河川
- 取水:久慈川
- 放水:久慈川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
資料、情報等
現地案内板より
九戸地域の電気発祥の地
大正9年にこの発電所で九戸地域に初めて電気をともしました
山口発電所
歴史
大正6年 6月23日 九戸水力電気(株)発足 代表 晴山重三郎氏
大正9年12月25日 発電所竣工、運転開始(最大出力250kW)
当時の供給概要 供給区域−九戸郡久慈町ほか2ヶ村
電灯 −1057戸 2136灯
電力 − 5戸 16.4kW
昭和14年11月 奥羽電灯会社と合併
昭和17年 4月 東北配電株式会社
昭和26年 5月 東北電力株式会社となる
設備概要
(上に同じ諸元を記載しているため省略)
東北電力株式会社
フォトギャラリー
(2010-04撮影)
発電所全景
上部水槽と発電所建屋が繋がっています。
画像右手の水路は余水吐です。
(2010-04撮影)
発電所と周辺の様子
景勝地である久慈渓流に在るため洒落た建屋になっています。
画像右手が久慈川、画像奥方向が下流です。
(2010-04撮影)
放水口
(2010-04撮影)
取水堰
左岸(画像右手)より取水し、発電所へと真っ直ぐ導水路トンネルが通っています。
落葉していますが、枯山水的な味わいがなかなか好いです。
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久慈川水系(二級水系)
明神岳付近(川井川)→─山口─┬→久慈湾
男和佐羅比山付近(長内川)→滝┘
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2018-04-09所有者情報詳細追加
2011-03-06初掲載(2010-04撮影)
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