所在地:高知県香美市土佐山田町繁藤
交通:JR土讃線 繁藤駅より約2.5km
日本で初めて斜流ポンプ水車が採用されました。
上部貯水池の穴内川ダムには日本で唯一の単脚ラジアル(テンター)ゲートが使用されています。
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
繁藤堰堤の様子は平山発電所のページに掲載してあります。
(2009-01撮影)
発電所建屋
日本で初めて斜流ポンプ水車が採用された水力発電所です。
発電所建屋の向こうの山に埋設の水圧鉄管が在ります。
(2009-01撮影)
発電所放水口(揚水時は取水口)には揚水運転時にゴミが入り込まないように巨大な除塵スクリーンが設けられています。
(2009-01撮影)
発電所建屋付近の穴内川は浅い上、流れが有るため揚水運転時の水位の確保はどうしている物かと思いましたが、
右岸に見えるコンクリートの構造物の下に水路が在り、揚水時にも水位が保持できるようになっていました。
(2009-01撮影)
穴内川ダムを下流より望む
洪水吐のスキージャンプの下部に穴が開いていますが低水位放流管が設けられています。
恐らくは排砂門として設けられたものと思われます。
(2009-01撮影)
単脚ラジアル(テンター)ゲートと洪水吐
ラジアル(テンター)ゲートの扉体と軸受けを繋いでいる鋼材(脚柱)が通常は左右各2本、大型のゲートで左右各3本ですが、
本ゲートは脚柱が左右各1本と珍しい構造になっています。
此処でしか見られない貴重な設備です。
(2009-01撮影)
穴内川ダムを左岸より望む
非越流部のダム堤体が地面より直接立ち上がっているのが船の喫水線、通気口の丸窓と渋い色合いが中世の船を想像させます。
(2009-01撮影)
穴内川ダム天端の様子
画像中央の塔が発電所の取水塔です。
(2009-01撮影)
天端は徒歩通行可となっていましたので洪水吐右岸端より下流を撮影しました。
(2009-01撮影)
穴内川ダム堤体上流面には中空重力式ダムの特徴とも言える凸凹が有ります。
(2009-01撮影)
穴内川ダム湖の様子
ここだけだとダム湖は小さく見えますが画像右手の方に延びており、四国電力さん所有のダムでは貯水量最大となっています。