四国電力株式会社 大渡発電所
所在地：高知県吾川郡仁淀川町大渡
交通：ＪＲ土讃線 西佐川駅より約２４ｋｍ
発電所諸元
- 歴史
- 所有：四国電力株式会社［運開］−四国電力株式会社［現在］
- 昭和５６（１９８１）年８月：運用開始
- 発電の区分
- 種別：一般水力
- 発電形式（落差を得る方法）：ダム水路式
- 発電方式（水の利用方法）：調整池式
- 出力
- 認可最大出力：３３０００ｋＷ
- 常時出力： １５００ｋＷ
- 水量
- 最大使用水量：４５．００立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差：８４．９０ｍ
- 設備
- 水車：立軸斜流水車 出力３３９００ｋＷ×１台
- 発電機：立軸三相交流同期発電機×１台
- 導水路：総延長９１１．５ｍ、主要導水路 圧力トンネル 口径４．５０ｍ、延長９１１．５ｍ
- 調圧水槽：制水口式サージタンク 口径８．６０〜１３．００ｍ×高７４．２５ｍ
- 水圧鉄管：内径４０００〜３０００ｍｍ、板厚１７〜２０ｍｍ、延長１５７．９７ｍ×１条
- 入口弁：バタフライバルブ
- 放水路：幅７．００〜８．２０ｍ×高４．５０〜９．４０ｍ、延長１３４．７ｍ
- 標高
- 取水位標高：２０４．００ｍ
- 放水位標高：１１６．５０ｍ
- 面積
- 流域面積：６６８．９平方キロメートル
- 河川
- 取水：仁淀川［大渡ダム］
- 放水：仁淀川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。（一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より）
ダム諸元
- 名称
- 大渡（おおど）ダム［国土交通省四国地方整備局管轄］
- 歴史
- 昭和４１（１９６６）年：着手
- 昭和６１（１９８６）年：竣工
- 種類
- 越流型重力式コンクリートダム
- 基礎地質：粘板岩、輝緑凝灰岩、チャート
- 大きさ
- 堤高：96m、堤頂長：325m、堤体積：1,000,000立方メートル
- 天端幅：6.0m
- 容量
- 総貯水容量：66,000,000立方メートル
- 有効貯水容量：52,000,000立方メートル
- 洪水調節容量：49,000,000立方メートル（有効貯水容量の内）
- 利水容量：13,000,000立方メートル（有効貯水容量の内）
- 予備放流容量：10,000,000立方メートル（有効貯水容量の内）
- 堆砂容量：17,000,000立方メートル
- 標高
- 天端標高：216.0 m
- 洪水時満水位標高：214.000m（サーチャージ）
- 常時満水位標高：204.000m
- 洪水期制限水位標高：188.500m
- 予備放流水位標高：177.500m
- 最低水位標高：174.000m
- 堆砂標高：174.000m
- 基礎標高：120.0 m
- 面積
- 流域面積：688.9 平方キロメートル
- 湛水面積： 2.01平方キロメートル
- 湛水延長：9.7キロｍ
- 水門設備等
- 非常用洪水吐（クレスト）：テンターゲート 純径間12.000m×扉高12.045m×重量83トン×４門
- 常用洪水吐（コンジット）：高圧ラジアルゲート 幅5.000m×高5.600m×５門
- 常用洪水吐副ゲート（コースター）：キャタピラーゲート（扉体吊込式） 幅8.000m×高8.600m×重量157.0トン×２門
- 低水放流設備：ホロージェットバルブ 口径1500mm×１門
- 選択取水設備（非発電用）：４段式鋼製シリンダーゲート×１門
- 流量
- 計画高水流量：６６００立方メートル毎秒
- 調節流量：２２００立方メートル毎秒
- 計画最大放流量：３８００立方メートル毎秒（一定率一定量方式）
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。（一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より）
フォトギャラリー
（2011-08撮影）
発電所全景
画像右下が放水口です。
（2011-08撮影）
発電所と周辺の様子
（2011-08撮影）
大渡ダム堤体を下流正面より望む
（2011-08撮影）
取水設備
右側が発電用、左側がその他の利水用です。
（2011-08撮影）
右岸の高台より大渡ダムを望む
巨大なダムも此処からだと小さく見えます。
（2011-08撮影）
同じく右岸の高台より大渡ダム下流の様子
画像正面の奥方向が発電所です。
（2011-08撮影）
ダムより数百メートル程度上流のダム湖
（2011-08撮影）
ダムから右岸の道を遡って行くと川の蛇行部が好い雰囲気でしたので撮影しました。
右側の旧道跡が見える方が下流方向です。
（2011-08撮影）
更に遡って行くと、今度は左岸側の旧道跡が見えました。
（2011-08撮影）
左岸の旧道跡に遺された建物跡です。
（2011-08撮影）
ダム湖尻の付近まで来ると、大渡ダムが出来る以前に使用されていた、発電用と思しき堰堤跡が在りました。
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2020-09-22所有者情報詳細追加
2019-10-77所有者情報詳細追加
2012-02-13初掲載（2011-08撮影）
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