住友共同電力株式会社 高藪発電所
所在地:高知県土佐郡大川村上小南川
交通:JR予讃線 伊予西条駅より約36km
発電所諸元
- 歴史
- 所有:土佐吉野川水力電気株式会社[運開]−四国中央電力株式会社−住友共同電力株式会社[現在]
- 昭和5(1930)年10月:運用開始
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):水路式
- 発電方式(水の利用方法):調整池式
- 出力
- 認可最大出力:14300kW
- 常時出力: 3200kW
- 水量
- 最大使用水量:10.94立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:158.20m
- 設備
- 水車:立軸フランシス水車×3台 総出力16114kW
- 発電機:立軸三相交流同期発電機×3台
- 導水路:主要導水路 幅3.00m×高3.24m、延長4439.4m
- 上部水槽:縦39.35m×横18.79m×高4.20m
- 水圧鉄管:内径1350〜800mm、板厚7〜18mm、延長329.01m、3条
- 入口弁:バイプレーンバルブ(複葉弁)
- 放水路:幅2.42m×高2.73m、延長35.6m
- 標高
- 取水位標高:499.64m
- 放水位標高:334.24m
- 面積
- 流域面積:220.0平方キロメートル
- 河川
- 取水:吉野川[高藪取水堰]
- 放水:吉野川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 高藪取水堰
- 歴史
- 昭和5(1930)年:竣工
- 種類
- 取水堰(自然越流型練積コンクリート)
- 大きさ
- 堤高:11.6m、堤頂長:53.4m
- 水門設備等
- 水門:スライドゲート×2門
- 角落:3ヶ所
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。
フォトギャラリー
(2009-01撮影)
発電所建屋
川に面した側より放水していますが水冷の設備でも有るのでしょうか?
(2009-01撮影)
発電所と周辺の様子
画像左奥の谷は谷の内川で発電所とは関係が有りません。
吉野川は画像下から画像左外へと流れて行きますが発電所直下で既に早明浦ダム湖の様相を呈しています。
(2009-01撮影)
水圧鉄管は3条並んで山肌に沿いながら下りてきており、なかなかに見応えが有ります。
(2009-01撮影)
取水先の高藪取水堰です。
石積みの素晴らしい堤体です。
石を角ばった形状に整えて積むのでは無く玉石をそのまま巧く組み合わせており、この規模にしてはかなり珍しいと思います。
(2009-01撮影)
左岸より高藪取水堰を望む
(2009-01撮影)
高藪取水堰水門設備です。
ゲートピアが階段状に造られており堤体同様、他では見られない珍しい形状です。
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2009-09-25初掲載(2009-01撮影)
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