中部電力株式会社 銚子川第二発電所
所在地:三重県北牟婁郡紀北町海山区相賀
交通:JR紀勢本線 相賀駅より約9km
発電所諸元
- 歴史(途中は抜けている可能性が有ります。?は未確認)
- 所有:東邦電力株式会社?[運開]−中部配電株式会社?−中部電力株式会社[現在]
- 昭和17(1942)年6月 :運用開始(2400kW)
- 昭和26(1951)年5月1日:電気事業再編成令により所有者変更(中部電力)
- 昭和38(1963)年 :岩井谷から尾鷲第一発電所取水開始に伴い1号機停止(1600kW)
- 昭和62(1987)年9月 :改修工事着手
- 昭和63(1988)年8月 :改修工事完了(1900kW)
- 平成16(2004)年9月 :台風21号により寒水、運転停止
- 平成23(2011)年6月 :出力1000kWで運転再開
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):水路式
- 発電方式(水の利用方法):流込み式
- 出力
- 認可最大出力:1000kW(仮運用800kW?→2400kW→1600kW→1900kW)
- 常時出力: 0kW
- 水量
- 最大使用水量:0.62立方メートル毎秒(被災前1.130立方メートル毎秒)
- 落差
- 有効落差:203.07m(被災前200.80m)
- 設備
- 水車:横軸単輪単射(2射)ペルトン水車 出力1234kW×1台
- 水車(被災前):横軸2射ペルトン水車 2000kW×1台
- 水車(運開当時):800kW+1600kW
- 発電機:横軸界磁回転形 三相交流同期発電機×1台
- 発電機(被災前):三相交流同期発電機 2000kVA×1台
- 回転数514rpm、出力電圧6.6kV
- 導水路:総延長372.6m、主要導水路 幅1.20〜1.90m×高1.20〜1.80m、延長372.6m
- 導水路(被災前):水平亘長617.71m
- 上部水槽:縦17.00m×横1.70〜3.80m×高2.40m
- 水圧鉄管:内径750〜460mm、板厚8.0〜14.0mm、延長302.263m×1条
- 入口弁:ロータリーバルブ
- 放水路:幅1.21m×高1.90m、総延長4.7m
- 標高
- 取水位標高:322.95m
- 放水位標高:114.85m
- 面積
- 流域面積:9.06平方キロメートル
- 河川
- 取水:岩井谷
- 取水(運開当時):銚子川(不動谷)、岩井谷
- 放水:銚子川(不動谷)
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
資料、情報等
全電動操作方式のペルトン水車を国内初採用しています。
フォトギャラリー
(2007-12撮影)
国道42号線より銚子川沿いに遡り「権兵衛が種蒔きゃカラスがほじくる」で有名な権兵衛の里を過ぎ、
未舗装の道を入りしばらく走ると遠くに発電所が見えてきました。
中央下部に見える発電所建屋の右手の山より水圧鉄管が下りてきています。
奥に見える山々は大台ケ原、日本屈指の多雨地帯です。
(2007-12撮影)
天気も日光の具合も申し分無し、良い画像が撮れると期待しつつ車を進めると工事中の案内、
残りの距離も程近いので歩いて向かうと何と道路が完全に崩落して無くなっていました。
(2007-12撮影)
木々の間より発電所建屋のアップが何とか撮影できました。
ちなみに銚子川第一発電所は在りません(過去には在りました)
(2007-12撮影)
水圧鉄管も見ることが出来ました。
インクラインが併設されています。
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銚子川水系(二級水系)、中川
(銚子川)大台ケ原→銚子川第二−銚子川第一(跡)┬────→尾鷲湾
↑
┌又口川(跡)┘(又口川)
(新宮川水系東ノ川)──→尾鷲第一┼尾鷲第二→(中川水系中川経由)→尾鷲湾
(又口川)高峰山────────→┘
2020-01-13発電所諸元詳細追加修正
2019-02-09所有者情報詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2008-03-21初掲載(2007-12撮影)
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