東北電力 三居沢発電所

所在地:宮城県仙台市青葉区三居沢
交通:JR仙山線 国見駅より約2km

特記事項

記録として残っている中では日本最初の水力発電所です。

発電所諸元

歴史
所有:宮城紡績[運開]−仙台市電気部−東北配電−東北電力[現在]
明治21(1888)年7月1日:運用開始(直流5kW)
明治27(1894)年    :出力増加(30kW)
明治33(1900)年    :出力増加(600kW)
明治41(1908)年    :建屋建替
明治42(1909)年    :出力増加(1000kW)
発電の区分
種別:一般水力
発電形式(落差を得る方法):水路式
発電方式(水の利用方法):流込み式
出力
認可最大出力:1000kW
  常時出力: 290kW
水量
最大使用水量:5.57立方メートル毎秒
常時使用水量:2.27立方メートル毎秒
落差
最大出力時有効落差:26.67m
常時出力時有効落差:27.01m
設備
水車:独フォイト(J.M.Voith)社製 横軸二輪単流前口双子フランシス水車 出力1160kW×1台
     落差26.67m、回転数429rpm
発電機:独ジーメンス(SIEMENS SCHUCKERT)社製 横軸回転界磁 三相交流同期発電機 容量1310kVA×1台
     定格電圧3.3kV、定格電流229A、回転数429rpm
導水路:総延長2065.3m、主要導水路 幅3.43m×高2.95m、延長1682.2m
上部水槽:縦38.02m×横9.50m×高3.52m
水圧鉄管:内径2150〜1700mm、板厚7〜8mm、延長45.512m×1条
      設計最大水頭27.352m、有効落差26.670m
      材質SS41、重量17.910トン、昭和44(1969)年10月製作
放水路:幅7.95m×高2.65m、総延長246.9m
標高
取水位標高:62.16m
放水位標高:34.03m
面積
流域面積:281.6平方キロメートル
河川
取水:広瀬川
放水:広瀬川

本データは(社)電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)

文化財情報

敷地外及び見学可能な場所から見られない場合でも、絶対に立入禁止の場所へは入らないでください。

国指定登録有形文化財(建造物)

登録番号:04−0025、名称:三居沢発電所、年代:明治42(1909)年
東北地方最初の発電所の二代目建屋。木造平屋建、下見板貼のほぼ正方形プランの建屋で、寄棟屋根の中央部を一段高く上げて切妻屋根を架け、平の面を前面明かり取り窓とする特徴的な外観を呈す。棟札より棟梁伊藤今朝五郎、脇棟梁伊藤利三郎が判明している。

本データについては、利用規約に基づいて文化庁様、国指定文化財等データベースより転載しています。

案内板、記念碑等

現地案内板より

三居沢発電所

明治21年(1888)7月1日、三居沢にあった宮城紡績会社が、
紡績機用の水車を利用して東北地方で始めて電気の明かりを点した。
日本最初の水力発電の発祥であった。
以来、三居沢発電所は、仙台市電気部、東北配電株式会社などを経て、
昭和26年東北電力株式会社に継承され現在もなお最大出力1000キロワットで運転を続けている。

当地は日本の電気化学の発祥の地でもあるようで
明治35(1902)年三居沢にあった宮城紡績電灯会社の技師長
藤山常一氏が電気炉を使用してカーバイトを製造したのが
日本の電気化学の始まりであったとの記述もありました。

現地案内板


発電所の門に文化財登録証がありました。

登録有形文化財 第04−0025号
この建造物は貴重な国民的財産です
文化庁

東北地方最初の発電所。
本建屋は1908年(明治41年)に建てられた木造平屋建、下見板貼のほぼ正方形プランの建屋。
寄棟屋根の中央部を一段高く上げた切妻屋根と平の面の前面明り取り窓が特徴。
棟札より棟梁伊藤今朝五郎、脇棟梁伊藤利三郎が判明している。

文化財保護法の制定により、平成11年8月23日付けをもって文化財登録原簿に登録。
東北電力株式会社

文化財登録証

フォトギャラリー



2017-05-29画像追加(2016-03撮影)
2015-06-15文化財情報追加
2009-05-11諸元詳細追加、画像整理、追加、差替(2008-10撮影)
2002-01-18初掲載
Copyright "suiryoku.com". All rights reserved. 連絡先及び注意事項