所在地:長野県下高井郡山ノ内町平穏
交通:長野電鉄山ノ内線 湯田中駅より約6km
岡鹿之助(おか しかのすけ)画伯による絵画「雪の発電所」のモデルとなった水力発電所です。
本作品は昭和31年に現代美術日本展最優秀賞、昭和32年に毎日美術賞を受賞しており、
昭和56年2月26日には近代美術シリーズ第9集の切手として発行されています。
絵画「雪の発電所」はブリヂストン美術館(2019-07よりアーティゾン美術館)様へ常設展示されております。
他に、中部電力青原発電所、東京発電猪之頭発電所を題材にした絵画も描かれております。
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
(2008-04-02画像追加)
絵画「雪の発電所」をお教え頂いてからぜひ雪に覆われたその姿を収めたいと思い機会を窺い良い塩梅に撮影できました。
絵画ですと正面のもっと離れた所から見た感じで描かれています。
現地はすぐ下(画像左外)が傾斜地で杉林となっており、積雪が邪魔をして降りられませんでしたが
もっと離れた場所からだと発電所建屋と水圧鉄管を見渡せる所があるようです。
(もし、現地を訪ねられる方がいらっしゃるようでしたら、柵内へは絶対に入らないようにお願い致します)
(2005-10撮影)
発電所周辺の様子
木々に覆われて発電所の存在が判りません。
(2005-10撮影)
発電所付近の様子
アップで撮影してみました。
朝もやの向こうに水圧鉄管が見えますが、見えている山の向こうにも
緩傾斜で延びているので落差をあまり感じさせません。
建屋そのものは積雪期で無いと確認は難しそうです。
(2008-04-02画像追加)
積雪期の水圧鉄管です。
(あまり車を停めておける所ではないためサッと撮影してすぐ移動したので傾いて写っています)
画像下部、水圧鉄管が杉林に隠れるそのすぐ下の方に発電所建屋が在ります。
(2005-10撮影)
水圧鉄管上部
サージタンク直下になります。
これより先は立ち入り禁止になっていたので先の方は撮影できませんでした。
(2005-10撮影)
サージタンク
高さは約25メートル、内径は5880ミリメートルあります。
志賀高原が近いため目立たない色で塗装されています。
ちなみに下に写っている看板は熊注意の看板です。
(2005-10撮影)
琵琶池の様子
貯水池ですが、丸池経由で角間川からも琵琶池へ導水しています。
琵琶池には他にも横湯川(夜間瀬川)が流れ込んでいます。
スクリーンが見えませんがここより取水しています。