中部電力株式会社 平穏第一発電所

所在地:長野県下高井郡山ノ内町平穏
交通:長野電鉄山ノ内線 湯田中駅より約6km

特記事項

岡鹿之助(おか しかのすけ)画伯による絵画「雪の発電所」のモデルとなった水力発電所です。
本作品は昭和31年に現代美術日本展最優秀賞、昭和32年に毎日美術賞を受賞しており、
昭和56年2月26日には近代美術シリーズ第9集の切手として発行されています。

絵画「雪の発電所」はブリヂストン美術館(2019-07よりアーティゾン美術館)様へ常設展示されております。

他に、中部電力青原発電所東京発電猪之頭発電所を題材にした絵画も描かれております。

発電所諸元

歴史(途中は抜けている可能性が有ります。?は未確認)
所有:長野電燈株式会社[運開]−日本発送電株式会社−中部電力株式会社[現在]
大正15(1926)年12月  :運用開始
昭和14(1939)年 1月1日?:配電統制令により所有者変更(日本発送電)
昭和17(1942)年 4月  ?:配電統制令により所有者変更(日本発送電、第二次統合)
昭和26(1951)年 5月1日:電気事業再編成令により所有者変更(中部電力)
発電の区分
種別:一般水力
発電形式(落差を得る方法):水路式
発電方式(水の利用方法):調整池式(+流込み式)
出力
認可最大出力:10800kW
水量
最大使用水量:3.34立方メートル毎秒
落差
有効落差:396.47m
設備
水車:横軸ペルトン水車×2台 総出力11280kW
発電機:横軸三相交流同期発電機×2台
導水路:総延長967.4m、主要導水路 幅1.09m×高1.27m、延長2184.3m
導水路:総延長820.3m、主要導水路 幅1.40m×高1.82m、延長571.9m
導水路:総延長2367.2m、主要導水路 幅1.09m×高1.27m、延長1948.0m
調圧水槽:単動式サージタンク 口径5.88m×高25.36m
水圧鉄管:内径1400〜1000mm、板厚6〜22mm、延長1525.34m×1条
分岐管:Y分岐
入口弁:ロータリーバルブ
放水路:幅1.40m×高1.73m、総延長52.7m
標高
取水位標高:1388.79m
放水位標高: 965.46m
面積
流域面積: 1.17平方キロメートル(琵琶池)
流域面積:10.3 平方キロメートル(角間川)
流域面積: 7.78平方キロメートル(夜間瀬川)
河川
取水:夜間瀬川(琵琶池)、角間川、夜間瀬川(横湯川)
放水:平穏第二発電所

本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)

フォトギャラリー



2018-10-28所有者情報詳細追加、発電所諸元詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2008-04-02画像及び特記事項追加
2006-02-22初掲載(2005-10撮影)
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