所在地:長野県飯田市上飯田
交通:JR飯田線 飯田駅より約7km
本データは現地案内板等の資料より転載しております。
現地の「でんきのふるさとを訪ねて」案内板より
飯田町へ初めて電灯をともした 松川第一発電所跡地
飯田電灯株式会社は、明治32年米国製発電機を使って伊那谷で最初の発電所を建設しました。
発電所は、木造平屋瓦ぶき構造で30年間にわたって飯田町と周辺町村に電気を
おくり地域の発展に大きく寄与しました。
昭和5年に廃止され、今は発電に使う水を通した導水路(石積み)を対岸に残しています。
[松川第一発電所の歴史]
明治32年(1899年) 最大出力75kWで完成、飯田町推定400戸に電灯を灯す
明治40年(1907年) 175kWに増設、同43年には鼎町、松尾村を含め1145戸に送電
大正 4年(1915年) 出力250kWに増設、伊賀良村も含め約3300戸に送電
大正 7年(1918年) 伊那電車軌道会社となる。同8年松川第二発電所(250kW)を下流に完成
大正13年(1924年) 松川第三発電所(1040kW)を上流に新設
昭和 5年(1930年) 松川第四(1860kW、現在2600kWに増設)を新設、この年松川第一、第二発電所を廃止する
中部電力 飯田支店
(2011-09撮影)
導水路跡
石積みの水路跡が残されています。
撮影地点は松川ダム湖尻ですが、諸元からすると松川ダム湖の中間辺りに発電所が在ったと思われます。
(2011-09撮影)
導水路跡周辺の様子
撮影地点には、中部電力飯田支店様により、案内看板が設けられています。
画像左手に写っている設備は松川第四発電所の設備です。
その右隣に上画像の石積みが在ります。