中部電力株式会社 須砂渡発電所
所在地:長野県安曇野市穂高牧
交通:JR大糸線 豊科駅より約7km
特記事項
10電力会社(電気事業連合会加盟会社)としては初めての砂防堰堤を利用した水力発電所となります。
発電所諸元
- 歴史
- 所有:中部電力株式会社[運開]−中部電力株式会社[現在]
- 平成21(2009)年8月 :着工
- 平成22(2010)年9月17日:運用開始
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム式
- 発電方式(水の利用方法):流込み式
- 出力
- 認可最大出力:240kW
- 常時出力: 67kW
- 水量
- 最大使用水量:2.20立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:14.60m
- 設備
- 水車:横軸クロスフロー水車 出力261kW×1台
- 発電機:横軸三相交流誘導発電機×1台
- 上部水槽:縦12.70m×横4.50m×高4.50〜5.30m
- 水圧鉄管:内径1000mm、板厚6mm、延長19.73m×1条
- 入口弁:バタフライバルブ
- 放水路:幅2.00〜2.80m×高1.60〜3.45m、延長31.01m
- 標高
- 取水位標高:785.24m
- 放水位標高:768.90m
- 面積
- 流域面積:52.3平方キロメートル
- 河川
- 取水:鳥川[須砂渡砂防堰堤]
- 放水:鳥川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 須砂渡(すさど)砂防堰堤[長野県管轄]
- 種類
- 不透過型砂防堰堤
- 大きさ
- 堤高:20m、堤頂長:136m
フォトギャラリー
(2014-05撮影)
砂防堰堤を利用した水力発電所です。
発電所建屋から手前の烏川へと延びている暗渠の右下に発電所の放水口が見えます。
(2014-05撮影)
発電所と周辺の様子です。
須砂渡砂防堰堤、結構な堤頂長です。
画像右寄りの木々越しに烏川第一発電所が見えます。
(2014-05撮影)
取水設備です。
砂防堰堤上流側へコンパクトに取水口、沈砂池、除塵設備が設けてあります。
(2014-05撮影)
取水設備と周辺の様子です。
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2018-10-28所有者情報詳細追加
2015-06-01初掲載(2014-05撮影)
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