関西電力株式会社 大迫発電所
所在地:奈良県吉野郡川上村神之谷
交通:近鉄吉野線 大和上市駅より約26km
発電所諸元
- 歴史
- 所有:関西電力株式会社[運開]−関西電力株式会社[現在]
- 平成 8(1996)年 6月:一部運用開始
- 平成13(2001)年10月:出力増加(7400kW)
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム式
- 発電方式(水の利用方法):調整池式
- 出力
- 認可最大出力:7400kW
- 常時出力: 0kW
- 水量
- 最大使用水量:15.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:60.04m(事業者様データ)
- 有効落差:60.08m(水力発電所データベース)
- 設備
- 水車:立軸カプラン水車 出力7700kW×1台
- 発電機:立軸三相交流同期発電機×1台
- 水圧鉄管:内径2500〜2000mm、板厚12〜14mm、延長21.44m×1条
- 入口弁:バタフライバルブ
- 放水路:幅5.50m×高11.84m、総延長24.2m
- 標高
- 取水位標高:398.00m
- 放水位標高:336.40m
- 面積
- 流域面積:114.8平方キロメートル
- 河川
- 取水:吉野川[大迫ダム]
- 放水:吉野川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 大迫(おおさこ)ダム[農林水産省近畿農政局管轄]
- 歴史
- 昭和38(1963)年4月:着工
- 昭和48(1973)年9月:完成
- 種類
- 越流型不等厚ドームアーチ式コンクリートダム
- 基礎地質:粘板岩、硬砂岩
- 大きさ
- 堤高:70.50m、堤頂長:222.30m、堤体積:158,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:27,750,000立方メートル
- 有効貯水容量:26,700,000立方メートル
- 標高
- 堤頂標高:400.50m
- 満水位標高:398.00m
- 越流頂標高:390.00m
- 副ダム頂標高:345.00m
- 河床標高:333.00m
- 基礎岩盤標高:330.00m
- 面積
- 流域面積:114.8 平方キロメートル
- 湛水面積: 1.07平方キロメートル
- 水門設備等
- 洪水吐:テンターゲート 純径間9.000m×扉高8.650m×37.500トン×5門
- 流量
- 計画洪水流量:2300立方メートル毎秒
本データは現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より転載しております。
フォトギャラリー
(2005-12撮影)
発電所と大迫ダム
発電所建屋右手からホロージェットバルブにより河川維持水が放流されています。
(2005-12撮影)
大迫ダム天端より発電所及び下流を望む
(2005-12撮影)
ダム堤体下流側の様子
大迫ダムは元々、大台ケ原に振る雨水を効率よく灌漑用として利用するために建設されました。
(2005-12撮影)
ダム堤体上流側の様子
テンターゲートは上流側に出っ張って配置されていますが
ダムの高さを抑えつつ天端に道路も通しているためこのような配置になったものと思われます。
(2005-12撮影)
取水設備
画像右上、ダム管理所の建物のすぐ右隣に取水設備があります。
この位置からの取水だと電力会社によってはダム水路式の扱いとする場合もあるようです。
(2005-12撮影)
ダム湖の様子
この上流が大台ケ原です。
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2019-02-11所有者情報詳細追加
2016-11-14発電所諸元詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2007-11-16初掲載(2005-12撮影)
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