関西電力株式会社 大滝発電所
所在地:奈良県吉野郡川上村大滝
交通:近鉄吉野線 大和上市駅より約11km
特記事項
取水先の大滝ダムにて日本で初めてクレストのテンター(ラジアル)ゲートに油圧駆動のゲートを使用しました。
発電所諸元
- 歴史
- 所有:関西電力株式会社[運開]−関西電力株式会社[現在]
- 平成15(2003)年 6月 :仮運用開始(水力発電所データベース)
- 平成16(2004)年10月29日:仮運用開始(事業者様データ)
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム式
- 発電方式(水の利用方法):調整池式
- 出力
- 認可最大出力:10000kW
- 常時出力: 0kW
- 水量
- 最大使用水量:18.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:67.53メートル
- 設備
- 水車:立軸カプラン水車 出力10800kW×1台
- 発電機:立軸三相交流同期発電機×1台
- 水圧鉄管:内径2500〜1900mm、板厚10〜12mm、延長251.11m×1条
- 入口弁:バタフライバルブ
- 放水路:幅5.00m×高3.32m、総延長16.2m
- 標高
- 取水位標高:309.00m
- 放水位標高:238.60m
- 面積
- 流域面積:258.0平方キロメートル
- 河川
- 取水:吉野川[大滝ダム]
- 放水:吉野川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 大滝(おおたき)ダム[国土交通省近畿地方整備局管轄]
- 歴史
- 昭和37(1962)年4月:着手
- 種類
- 越流型直線重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:100m、堤頂長:315m、堤体積:1,034,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:84,000,000立方メートル
- 有効貯水容量:76,000,000立方メートル
- 面積
- 流域面積:258 平方キロメートル
- 湛水面積: 2.51平方キロメートル
- 水門設備等
- 非常用洪水吐:テンターゲート×4門
- 常用洪水吐(中水位):1門
- 常用洪水吐(低水位):2門
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。
ムービーギャラリー
天端ウォーキング 大滝ダム(YouTubeへ移動します)
フォトギャラリー
(2008-01撮影)
発電所全景
一番低いかまぼこ屋根の下に水車が、画像右下に放水口があります。
(2008-01撮影)
発電所と大滝ダム
クレストゲート(テンターゲート使用)は油圧駆動だけあってダム天端の出っ張りがありません。
(2008-01撮影)
大滝ダム堤体上流側の様子
(2008-01撮影)
大滝ダムを高所より望む
本ダムは試験湛水中に地すべりが発生したため対策工事を行っており本運用は行われていないようです。
(2008-01撮影)
ダム湖の様子
この上流に在った迫発電所の跡が見られるかと思って行ったのですが見つけられませんでした。
(当時使用していた設備は付近に展示してあります)
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2019-03-02ムービーへのリンク追加
2019-02-11所有者情報詳細追加
2016-11-14発電所諸元詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2008-04-10初掲載(2008-01撮影)
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