島根県企業局 飯梨川第三発電所
所在地：島根県安来市広瀬町布部
交通：ＪＲ山陰本線 安来駅より約２３ｋｍ
発電所諸元
- 歴史
- 所有：島根県企業局［運開］−島根県企業局［現在］
- 平成３（１９９１）年４月：運用開始
- 発電の区分
- 種別：一般水力
- 発電形式（落差を得る方法）：ダム式
- 発電方式（水の利用方法）：貯水池式
- 出力
- 認可最大出力：２５０ｋＷ
- 常時出力： ５０ｋＷ
- 水量
- 最大使用水量：０．８０立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差：４２．４０ｍ
- 設備
- 水車：横軸フランシス水車 出力２７５ｋＷ×１台
- 発電機：横軸三相交流誘導発電機×１台
- 水圧鉄管：内径７００〜４７０ｍｍ、板厚６〜８ｍｍ、延長７３．０９ｍ×１条
- 入口弁：バタフライバルブ
- 放水路：総延長４．８ｍ
- 標高
- 取水位標高：１９１．５０ｍ
- 放水位標高：１４６．５０ｍ
- 面積
- 流域面積：７０．０平方キロメートル
- 河川
- 取水：飯梨川［布部ダム］
- 放水：飯梨川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。（一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より）
ダム諸元
- 名称
- 布部（ふべ）ダム
- 歴史
- 昭和３８（１９６３）年 ：着手
- 昭和３９（１９６４）年 ：着工
- 昭和４２（１９６７）年 ：竣工（ダム便覧、完成年？）
- 昭和４３（１９６８）年３月：竣工（現地碑）
- 種類
- 越流型重力式コンクリートダム
- 基礎地質：花崗岩
- 大きさ
- 堤高：55.90m、堤頂長：190.00m、堤体積：125,500立方メートル
- 容量
- 総貯水容量：7,100,000立方メートル
- 有効貯水容量：5,000,000立方メートル
- 治水容量：3,700,000立方メートル（有効貯水容量の内）
- 利水容量：4,270,000立方メートル（有効貯水容量の内）
- 面積
- 流域面積：70.0 平方キロメートル
- 湛水面積： 0.361平方キロメートル（現地案内板）
- 湛水面積： 0.39 平方キロメートル（ダム便覧）
- 標高
- 洪水時満水位標高：196.600m（サーチャージ）
- 制限水位標高：188.400m
- 予備放流水位標高：184.700m
- 堆砂位標高：178.200m
- 水門設備等
- 非常用洪水吐（クレストゲート）：テンターゲート 純径間8.000m×扉高7.291m×重量16.650トン×１門
- 常用洪水吐（オリフィスゲート）：テンターゲート 純径間4.400m×扉高4.000m×重量10.500トン×２門
- 用水放流管：口径700mm〜500mm、２条
- 流量
- 計画高水流量：６９０立方メートル毎秒（８０年確率）
- 最大調節流量：３１５立方メートル毎秒
- 計画放流量：３７５立方メートル毎秒
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。（一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より）
フォトギャラリー
（2015-12撮影）
布部ダムの少し下流左岸側から発電所と周辺の様子を撮影しました。
副ダム脇の建屋が飯梨川第三発電所で用水放流管からの水を使用して発電しています。
布部ダムは飯梨川第一発電所の取水先となっており、更に飯梨川第一発電所から飯梨川第二発電所へ導水されています。
（2015-12撮影）
布部ダム堤体下流側の様子です。
堤体導流壁がオリフィスゲート軸付近から下部のみに設けられているのが外観上の特徴となっています。
放流バルブはハウエルバンガーバルブらしいです。
水流の拡散を抑えるシュラウド（覆い）付きのタイプなのでリングジェットバルブという名称でも呼ばれます。
（2015-12撮影）
発電所と飯梨川下流方向を撮影しました。
（2015-12撮影）
布部ダム天端からダム湖水面と下流減勢工水面を１枚に収めて視覚的に落差が判る様に撮影してみました。
（2015-12撮影）
（カメラのみ突き出して撮影しています。
身を乗り出したりしない様にお願いします）
クレストゲート上から下流を撮影しました。
減勢工の幅が平行又は下流側に向かって広い形状では無く樽状となっているのが特徴的です。
（2015-12撮影）
布部ダム湖、画像左手に見えるのが飯梨川第一発電所の取水設備です。
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2017-03-12初掲載（2015-12撮影）
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