中国電力株式会社 澄川発電所
所在地:島根県益田市匹見町澄川
交通:JR山口線 石見横田駅より約20km
発電所諸元
- 歴史
- 所有:日本発送電株式会社[運開]−中国電力株式会社[現在]
- 昭和18(1943)年7月 :運用開始
- 昭和26(1951)年5月1日:電気事業再編成令により所有者変更(中国電力)
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):水路式
- 発電方式(水の利用方法):流込み式
- 出力
- 認可最大出力:10100kW
- 常時出力: 1300kW
- 水量
- 最大使用水量:14.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:86.37m
- 設備
- 水車:立軸フランシス水車×2台 総出力11400kW
- 発電機:立軸三相交流同期発電機×2台
- 導水路:総延長5989.3m、主要導水路 幅3.00m×高3.00m、延長5586.2m
- 上部水槽:縦8.00m×横44.50m×高6.50m
- 水圧鉄管:内径2500〜1170mm(条管含)、板厚9〜17mm、延長207.92m×1条
- 分岐管:球分岐
- 条管:2条
- 入口弁:バタフライバルブ
- 放水路:幅3.50m×高3.00m、総延長69.2m
- 標高
- 取水位標高:235.14m
- 放水位標高:141.36m
- 面積
- 流域面積:231.00平方キロメートル
- 河川
- 取水:匹見川
- 放水:匹見川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
文化財情報
敷地外及び見学可能な場所から見られない場合でも、絶対に立入禁止の場所へは入らないでください。
国指定登録有形文化財(建造物)
- 登録番号:32−0171、名称:中国電力株式会社澄川発電所本館、年代:昭和18(1943)年
- 匹見川水系に建つ水路式発電所本館。鉄筋コンクリート造モルタル塗で、南側に高い内部空間をもつ平屋一部地下二階建の発電機室、北側に二階建の事務室を雁行配置する。いずれも装飾を排したモダニズムの内外観で、戦時下の質実を旨とした設計様相を示す。
本データについては、利用規約に基づいて文化庁様、国指定文化財等データベースより転載しています。
フォトギャラリー
(2017-05撮影)
発電所全景です。
正門前(画像右下)に中国電力様により案内板が設けられています。
同じ国指定登録有形文化財である豊川発電所、匹見発電所とは異なり直線的なデザインが特徴的です。
(2017-05撮影)
(柵越しに撮影しています。柵の中へ入らない様にお願いします)
柵の間から放水庭及び建屋下部が見られました。
地上部分とは異なり半円型のデザインが多用されています。
(2017-05撮影)
発電所と放水口を1枚に収めました。
放水口は画像右側1/4中段少し下辺りに在ります。
(2017-05撮影)
下流から取水堰を撮影しました。
鯉が沢山泳いでいました。
(2017-05撮影)
取水堰付近から上流を撮影しました。
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2020-09-22所有者情報詳細追加
2018-08-27初掲載(2017-05撮影)
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