正確な発電所名は未確認
所在地:栃木県鹿沼市 御成橋町、下武子町、府中本町 界隈
交通:JR日光線 鹿沼駅より約1〜3km
関東地方で最も古い水力発電所です。
所有者については帝国繊維株式会社様ウェブサイト(http://www.teisen.co.jp/)を参考にさせて頂いております。
所有者については公益財団法人渋沢栄一記念財団様ウェブサイト(https://www.shibusawa.or.jp/)を参考にさせて頂いております。
現在、工場は帝国繊維株式会社鹿沼工場として存在していますが、発電所の詳しい跡地の所在は不明です。
実現こそしませんでしたが一般供給も計画されていたようで
もし実現されていれば日本初の事業用水力発電所になっていたでしょう。
1888(明治21)年7月に宮城紡績で5kWの発電開始してから2年足らず後に
約100kWもの大出力で発電を開始したことは当時としては凄かった事と思います。
ちなみに下野麻紡織会社は国内初の民間紡織会社でその後
合併等を行い帝国繊維株式会社と社名を変更して現在に至ります。
また、国産初の消防用ホースの製造を行った会社でもあります。
本発電所跡の探索に当たり、帝国繊維様の御厚意により
「帝國繊維株式会社30年史」及び「鹿沼郷土史散歩(柳田芳男氏著)」より
貴重な情報を教えて頂きました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。
なお、この件に関してはこのページに記載されていることが全てですので
帝国繊維様へのお問い合わせは御遠慮くださるようお願いいたします。
(あくまでも私個人のお願いです)
鹿沼市立図書館(画像左手)の前を流れる黒川と
帝国繊維鹿沼工場(画像右手のトランスの乗った電柱の向こうの建物)
工場の建屋は当時の物のようですが、発電所は全く残っていないそうです。