所在地:富山県富山市大山上野
交通:富山地方鉄道立山線、上滝線 岩峅寺駅より約1km(対岸まで)
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
敷地外及び見学可能な場所から見られない場合でも、絶対に立入禁止の場所へは入らないでください。
国指定登録有形文化財(建造物)
本データについては、利用規約に基づいて文化庁様、国指定文化財等データベースより転載しています。
現地案内板より
国登録有形文化財
上滝発電所
上滝発電所は、富山県が豊富な水を活用した発電で工業の発展を目指そうと、
大正9年に電気局を設置して行った県営水力発電事業の先駈けとなった発電所です。
大正13年(1924年)に完成しました。
当時としては、県内では珍しい大規模鉄筋コンクリート造りが特徴です。
平屋一部2階建て、屋根は陸屋根状に造ってあります。
水車発電機が3台設置されており、最大9600キロワットの発電が行えます。
昭和26年の電力再編成で北陸電力が引き継ぎ、現在に至っています。
明治以降に建てられた近代建築の中で、後世に残すべき貴重な文化遺産として認められ、
平成13年10月に、国の「登録有形文化財」に登録されました。
平成13年12月 北陸電力株式会社
(2005-08-07画像差替、2005-05撮影)
発電所全景、手前は常願寺川
落差の割には水圧鉄管が目立ちます。
(2010-09-17画像追加、2009-10撮影)
(柵越しに撮影しています。柵の中へ入ったり
柵から身を乗り出したりしない様にお願いします)
水の無い上部水槽
当地を訪ねる方がいらっしゃるようでしたら、危険ですので中に入らない様にお願いします。
(2010-09-17画像追加、2009-10撮影)
(柵越しに撮影しています。柵の中へ入ったり
柵から身を乗り出したりしない様にお願いします)
スクリーンの向こうは制水門と水圧鉄管です。
導水路が開渠且つ距離が有る為か、スクリーンには自動除塵機が設置されています。
(2017-10-30画像追加、2016-10撮影)
発電所建屋を近くから見学してきました(ご案内頂いた方、どうもありがとうございました)
当地の見学については現地の指示及び案内に従って頂きます様、柵やフェンス内へ入らない様にお願い致します。
建屋は陸屋根(棟の無い平らな屋根)風という事で完全に平らでは無く中央が少し盛り上がった造りとなっています。
(2017-10-30画像追加、2016-10撮影)
上流側から発電所建屋を撮影しました。
建屋右下に背割り方式の分水設備が設けてあります。
(2017-10-30画像追加、2016-10撮影)
上滝発電所では使用していませんが関連する導水設備も撮影しました。
画像左端が常西合口用水(中滝発電所)からの水路、その右隣が小俣発電所からの水路です。
画像中央に見える背割り方式の分水設備は一つ上の画像に写っているのと同じものです。
画像中央少し右上に見える蓋渠は上滝発電所の余水吐です。
(2017-10-30画像追加、2016-10撮影)
発電所建屋下流側と常西合口用水沈砂池を撮影しました。
(2017-10-30画像追加、2016-10撮影)
小俣発電所からの水路が上滝発電所手前を流れてきて、画像中央少し右側の水門を通り上滝発電所の放水と併せて常願寺川第一発電所へと導水されます。
また、画像左の柵の向こうに一つ上の画像の沈砂池が在り、その水と併せて画像手前へ常西合口用水として流れていきます。
(2017-10-30画像追加、2016-10撮影)
常西合口用水へと流れ出て行く部分です。
画像中央少し右寄りの水門は常願寺川へと繋がっています。