所在地:富山県黒部市宇奈月町中ノ口
交通:富山地方鉄道 愛本駅より約2.5km
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
本データは現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より転載しております。
黒東第一発電所の三方越流型ヘッドタンク[ナレーション+字幕](YouTubeへ移動します、2023-03-20公開)
(2005-07撮影)
愛本堰堤上流側の様子(以下、画像は取水側から順に掲載しています)
対岸(右岸)の愛本堰堤の向こうに見える構造物が黒東合口用水の取水口です。
ローラーゲートを2箇所挟んで、その手前の部分が黒西合口用水の取水口です。
(2005-07撮影)
愛本堰堤を下流より望む
旧愛本堰堤は現在の位置よりも150m程下流に在ったそうなので、
丁度撮影地点の愛本橋の付近にあったようです。
(2005-07撮影)
愛本堰堤下流右岸側には当時の黒東合口用水の取水口跡を見ることが出来ます。
(画像左側の石造りの構造物)
(2005-07撮影)
愛本橋より下流を望む
画像右端に見えている青い水門の所が黒東合口用水の沈砂池です。
(2005-07撮影)
愛本橋から見た沈砂池の様子
50立方メートル毎秒を越える水が流れるため結構な広さを取ってあります。
(2014-09-07画像追加)
沈砂池をすぐ近くで撮影、画像手前が下流側です。
当初設計は物部長穂工学博士の手に依るものと言われています。
(2005-07撮影)
導水路からみたヘッドタンク
水門の向こうが発電所です。
灌漑用水のため、運転を停止しても全ての水が流せるように越流吐が広く取ってあります。
また、スクリーン奥にも越流頂が設けられています。
(2014-09-07画像追加)
ヘッドタンク側越流部の様子
(2014-09-07画像追加)
ヘッドタンク奥越流部、このコンクリートの下に水車への呑口と越流部が在ります。
(2014-09-07画像追加)
画像をクリックすると大きい画像をご覧頂けます
模式図につき、寸法比や形状は実際とは異なります。
除塵機、制水門、保守水門、呑口、スクリーンから発電所側の蓋は省略しています。
各部を判り易くするため適宜着色しています。
ヘッドタンクの模式図を描いてみました。
画像右下が導水路、スクリーンのすぐ左上が呑口(下向き矢印部分)で水車へと導水されます。
画像中央付近の緑色部分が側部への越流頂ですが、それに加えて、呑口奥(画像左上)の赤色部分にも越流頂が設けられています。
(2014-09-07画像追加)
画像をクリックすると大きい画像をご覧頂けます
模式図につき、寸法比や形状は実際とは異なります。
除塵機、制水門、呑口、保守水門、スクリーンから発電所側の蓋は省略しています。
各部を判り易くするため適宜着色しています。
三方越流する事により、越流流量の確保のみならず、水車の流量が急変動した時に上流へと跳ね返る水位サージを低減出来る特長が有ります。
(2005-07撮影)
発電所建屋
カプラン水車(バルブ水車)を使用しています。
すぐ後方がヘッドタンクです。