電源開発株式会社 十津川第二発電所
所在地:和歌山県新宮市熊野川町相須
交通:JR紀勢本線 新宮駅より約26km(対岸まで)
発電所諸元
- 歴史
- 所有:電源開発株式会社[運開]−電源開発株式会社[現在]
- 昭和37(1962)年1月23日:運用開始
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム水路式
- 発電方式(水の利用方法):調整池式
- 出力
- 認可最大出力:58000kW
- 常時出力:15000kW
- 水量
- 最大使用水量:75.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:90.00m
- 設備
- 水車:立軸フランシス水車 出力60000kW×1台(事業者様データ、定格?)
- 水車:立軸フランシス水車 出力61500kW×1台(水力発電所データベース、最大?)
- 回転数200rpm
- 発電機:立軸三相交流同期発電機 容量63000kVA×1台
- 出力電圧13kV
- 主変圧器:1次13kV/2次154kV 63000kVA×1台
- 取水口:塔式 内径10m×高31m
- 導水路:総延長7990.2m、主要導水路 円形圧力トンネル 口径5.80m、延長7990.2m
- 調圧水槽:差動式サージタンク 口径22.40m(タンク部)/21.00m(シャフト部)、高55.97m
- 水圧鉄管:内径5800〜3700mm、板厚12〜32mm、延長188.30m、1条
- 入口弁:バタフライバルブ
- 放水路:幅11.40〜13.94m、総延長45.7m
- 発電所建屋:幅28.4m×高33.9m
- 標高
- 取水位標高:132.50m
- 放水位標高: 32.00m
- 面積
- 流域面積:801.0平方キロメートル
- 河川
- 取水:熊野川[二津野ダム]
- 放水:熊野川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 二津野(ふたつの)ダム
- 歴史
- 昭和34(1959)年8月:着工
- 昭和37(1962)年5月:竣工
- 種類
- 越流型アーチ式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:76m、堤頂長:210.6m、堤体積:120,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:43,000,000立方メートル
- 総貯水容量:43,800,000立方メートル(建設時データ)
- 有効貯水容量:11,000,000立方メートル
- 標高
- 常時満水位標高:132.5m
- 低水位標高:127.5m
- 面積
- 流域面積:801 平方キロメートル
- 湛水面積: 2.3平方キロメートル
- 水門設備等
- 洪水吐(クレストゲート):ローラーゲート 12.5m×高11.5m×7門(内、1門の扉体に河川維持水用オリフィスゲート2箇所付)
- 流量
- 計画洪水流量:9600立方メートル毎秒
本データは現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より転載しております。
ムービーギャラリー
関連映像として吊橋を両手放しで!二津野大橋(YouTubeへ移動します、2022-07-17公開)
ダムウォーキング 二津野ダム[ナレーション+字幕](YouTubeへ移動します、2022-07-10公開)
フォトギャラリー
(2005-12撮影)
発電所建屋
周りのスケールの大きさのせいでしょうか、
75立方メートル毎秒もの水が流れる割には水圧鉄管が細く感じます。
(2005-12撮影)
取水先の二津野ダム
洪水吐のぐっとせり出している部分が、その部分だけせり出させるのではなく、
ダム全体の下部よりのカーブと一体化してます。
手前の放水は、河川維持水用のオリフィスゲートで、扉体に直接設けられています。
(2005-12撮影)
ダム堤体上流側
(2005-12撮影)
ダム湖と取水設備
画像右側に写っている取水設備は塔型で全周にスクリーンが設けてあります。
(2005-12撮影)
ダム天端より下流を望む
二津野ダムの建設に伴って右岸に国道168号線の当該区間の開通工事が行われ
奈良県南部と新宮方面における交通の大幅な利便性の向上がもたらされたそうです。
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2022-07-20ムービーへのリンク追加(2022-07-10、2022-07-17公開分)
2022-06-11発電所名の読み修正
2019-02-11所有者情報詳細追加
2016-11-21発電所諸元詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2006-04-03初掲載(2005-12撮影)
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