国土交通省中国地方整備局 島地川ダム管理用発電所
所在地:山口県周南市高瀬
交通:JR山陽本線 新南陽駅より約15km
特記事項
取水先となる島地川ダムは世界で初めてダム堤体にRCD工法を用いて建設されました。
RCD工法:[Roller Compacetd Dam-Concrete]セメントの量を少なくした(貧配合)超硬練りコンクリートを振動ローラーで締め固める工法。
在来工法であるバケット等によるコンクリート打設と異なりブルドーザーと振動ローラーを複数用いての大量施工が可能なため工期短縮及び費用低減、工事の安全性向上などが図られます。
(参考:現地案内板及び一般財団法人日本ダム協会様ダム便覧)
発電所諸元
- 歴史
- 所有:国土交通省中国地方整備局[運開]−国土交通省中国地方整備局[現在]
- 平成25(2013)年3月:運用開始
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム式
- 発電方式(水の利用方法):流込み式(河川維持流量従属型)
- 出力
- 認可最大出力:520kW
- 水量
- 最大使用水量:1.2立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:m
- 面積
- 流域面積:32.0平方キロメートル
- 河川
- 取水:島地川[島地川ダム]
- 放水:島地川
ダム諸元
- 名称
- 島地川(しまぢがわ)ダム
- 歴史
- 昭和47(1972)年 :着手
- 昭和56(1981)年3月:完成
- 昭和56(1981)年 :竣工
- 昭和57(1982)年4月:管理開始
- 種類
- 自然越流型直線重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:89.0m、堤頂長:240m、堤体積:317,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:20,600,000立方メートル
- 有効貯水容量:19,600,000立方メートル
- 治水容量: 7,200,000立方メートル(有効貯水容量の内)
- 利水容量:12,400,000立方メートル(有効貯水容量の内)
- 堆砂容量: 1,000,000立方メートル
- 面積
- 流域面積:32.0 平方キロメートル
- 湛水面積: 0.80平方キロメートル
- 標高
- 天端標高:301.0 m
- 設計洪水位標高:300.00m
- 洪水時満水位標高:297.10m(サーチャージ)
- 常時満水位標高:286.50m
- クレスト越流頂標高:286.50m
- 堆砂位標高:247.50m
- 減勢工床標高:214.00m
- 基礎標高:212.0 m
- 水門設備等
- 非常用洪水吐:自由越流頂×4径間
- オリフィス(自由越流):1箇所
- 選択取水放流管:1門
- 低水位放流管:1門
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
フォトギャラリー
(2017-11撮影)
(カメラのみ突き出して撮影しています。身を乗り出さない様にお願いします)
島地川ダム天端から発電所及び下流を撮影しました。
減勢工右岸側、白く泡立っている部分の右隣が発電所建屋です。
(2017-11撮影)
右岸から撮影した島地川ダム堤体下流側です。
(2017-11撮影)
RCD記念碑、堤体コンクリートのサンプルコアが右岸側天端脇に展示されています。
裏側には説明が記されています。
(2017-11撮影)
右岸より島地川ダム堤体上流側を撮影しました。
(2017-11撮影)
島地川ダム天端から撮影したダム湖、画像左側が島地川です(右側は不明)
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2019-01-21初掲載(2017-11撮影)
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