所在地:秋田県鹿角市十和田大湯
交通:JR花輪線 十和田南駅より約24km
秋田県最初の水力発電所です。
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
所有者についてはDOWAホールディングス様ウェブサイト(http://www.dowa.co.jp/)を参考にさせて頂いております。
現地記念碑より
秋田県の電気発祥地
明治30年(1897年)、この地で大湯川銚子発電所が運転を開始いたしました。
大湯川銚子発電所は、合名会社藤田組により小坂鉱山での鉱山用動力に電気を使用するために建設されました。
当時、東北各県では照明用として電気が広く使用されておりましたが、電気を産業用として使用することは東北地方に例がなく、
全国的にも先駆的なことであり、特に鉱山における電気使用は足尾銅山に次いで日本で2番目でありました。
創立50周年記念事業
東北電力株式会社
(2008-10撮影)
発電所全景
明治期の水力発電所が当たり前の様に存在している大湯川に於いても一際存在感の有る水力発電所です。
(2008-10撮影)
秋田県の電気発祥地記念碑
東北電力さんの創立50周年記念事業でDOWAホールディングスさんへ寄贈、建立された記念碑です。
(2008-10撮影)
監査廊と水圧鉄管
地面から離して設けられた監査廊、急角度で立ち上がっている水圧鉄管となかなか特徴的です。
(2017-06-11画像追加、2016-04撮影)
上部水槽遠景です。
スタジオジブリさんのアニメ辺りに出てきそうな雰囲気が有ります。
(2008-10撮影)
発電所建屋より送電線取出口
建屋屋根頂部、妻の部分に同和鉱業時代のロゴマークが残っています。
(2008-10撮影)
発電所のすぐ脇には銚子の滝(銚子の瀑布)が在ります。
柱状節理の露頭も見られなかなかの眺めです。
「菅江真澄の道」と書かれた標が建っています。
(2017-06-11画像追加、2016-04撮影)
取水堰と周辺の様子、撮影地点から先は立ち入り禁止となっていました。
画像左側が上流方向です。