東北電力株式会社 真人発電所 跡
所在地:秋田県横手市増田町増田
交通:JR奥羽本線 十文字駅より約6km
発電所諸元
- 歴史(途中は抜けている可能性が有ります。?は未確認)
- 所有:増田水力電氣株式会社[運開]−東北配電株式会社?−東北電力株式会社[廃止]
- 明治43(1910)年 :水利使用認可
- 明治44(1911)年 :運用開始
- 昭和17(1942)年4月 ?:配電統制令により所有者変更?(東北配電?)
- 昭和26(1951)年5月1日:電気事業再編成令により所有者変更(東北電力)
- 昭和42(1967)年:廃止
- 発電の区分
- 種別:廃止(一般水力)
- 発電形式(落差を得る方法):水路式
- 発電方式(水の利用方法):流込み式
- 出力
- 認可最大出力:400kW?
- 水量
- 最大使用水量:2.01立方メートル毎秒?
- 落差
- 有効落差:24.24m?
- 標高
- 取水位標高:約148m(地図より推定)
- 放水位標高:約120m(地図より推定)
- 河川
- 取水:成瀬川[黒坂堰頭首工]→吉野堰(戸村堰、電気堰)
- 放水:成瀬川
本データは現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より転載しております。
ダム諸元
- 名称
- 黒坂堰(くろさかぜき)頭首工
- 歴史
- 承応 1(1652)年3月 :黒坂兵右衛門氏により黒坂堰着工(取水は恐らく井堰)
- 万治 3(1660)年 :黒坂堰完成
- 明治43(1910)年 :真人発電所工事に伴い頭首工を築造
- 平成12(2000)年 :改修工事着工
- 平成16(2004)年3月26日:改修工事完成
- 種類
- 頭首工(黒坂堰及び吉野堰へ導水)
本データは現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より転載しております。
フォトギャラリー
(2015-06撮影)
発電所跡地です。
ご覧のとおり防護設備等は一切ありませんので、施設内跡内へは入らない様にお願いします。
(2015-06撮影)
発電所下流側の脇には余水吐が在りました。
灌漑水路(吉野堰)としては利用されていますので水が流れ出ていました。
(2015-06撮影)
発電所跡と成瀬川上流方向の様子です。
(2016-04撮影)
黒坂堰頭首工です。
左岸側(画像左側)が先に造られた黒坂堰、対岸(画像中央付近)が後に造られた吉野堰となっています。
(2016-04撮影)
黒坂堰及び成瀬川下流方向を撮影しました。
(2016-04撮影)
黒坂堰及び成瀬川上流方向を撮影しました。
画像中央少し右寄りに黒坂堰及び吉野堰についての案内板、平成12〜16年にかけて行われた改修の記念碑が設けられていました。
来歴がきちんと記されており来訪者が容易に見られるというのは素晴らしい事です。
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2018-04-09所有者情報詳細追加
2017-06-11初掲載(2015-06、2016-04撮影)
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