東北電力株式会社 岩木川第一発電所 跡
所在地:青森県中津軽郡西目屋村村市
交通:弘南鉄道大鰐線 中央弘前駅より約19km
発電所諸元
- 歴史
- 所有:青森県企業局[運開]−東北電力株式会社[廃止]
- 昭和35(1960)年4月30日:運用開始
- 平成20(2008)年3月31日:東北電力へ譲渡
- 平成27(2015)年9月30日:廃止
- 発電の区分
- 種別:廃止(一般水力)
- 発電形式(落差を得る方法):ダム水路式
- 発電方式(水の利用方法):貯水池式
- 出力
- 認可最大出力:11000kW
- 常時出力: 1500kW
- 水量
- 最大使用水量:20.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:65.40m
- 設備
- 水車:立軸フランシス水車×2台 総出力5700kW
- 発電機:立軸三相交流同期発電機×2台
- 導水路:圧力トンネル 口径3.07m、総延長3171.8m
- 調圧水槽:水室式サージタンク 口径5.60m×高41.34m
- 水圧鉄管:内径2700〜1500mm、板厚9〜12mm、延長141.71m×1条
- 分岐管:球分岐
- 入口弁:バタフライバルブ
- 放水路:幅9.41m×高3.10m、総延長64.1m
- 標高
- 取水位標高:183.00m
- 放水位標高:110.00m
- 面積
- 流域面積:171.6平方キロメートル
- 河川
- 取水:岩木川[目屋ダム]
- 放水:岩木川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 目屋(めや)ダム
- 歴史
- 昭和25(1950)年:着手
- 昭和34(1959)年:竣工
- 平成28(2016)年:廃止
- 種類
- 越流型直線重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:58m、堤頂長:170m、堤体積:118,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:39,000,000立方メートル
- 有効貯水容量:33,000,000立方メートル
- 面積
- 流域面積:171.6 平方キロメートル
- 湛水面積: 2.05平方キロメートル
- 水門設備等
- 非常用洪水吐(クレストゲート):テンターゲート×1門
- 常用吐(コンジットゲート):テンターゲート×2門
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
フォトギャラリー
運用していた頃の画像
(2009-09撮影)
発電所建屋と放水口
建屋には、岩木川の源となる白神山地の象徴的存在として椈(ブナ)の木と並ぶクマゲラが描かれています。
(2009-09撮影)
水圧鉄管
極普通の水圧鉄管かと思っていましたが伸縮継手がテレスコピック型というあまり聞かない型です。
残念ながらこの位置からだとアップでもよく判らないです。
(2009-09撮影)
目屋ダム上流側と取水設備の様子
目屋ダムは再開発により廃止され、すぐ下流に津軽ダムが造られます。
工事が始まっている為に近づけませんでした。
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2018-04-09所有者情報詳細追加
2016-03-21発電所及びダム廃止情報追加
2010-06-06初掲載(2009-09撮影)
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