電源開発株式会社 黒谷発電所
所在地:福島県南会津郡只見町黒谷
交通:JR只見線 只見駅より約13km
特記事項
取水堰に世界最大のラバーゲートが使用されています。
発電所諸元
- 歴史
- 所有:電源開発株式会社[運開]−電源開発株式会社[現在]
- 平成6(1994)年4月28日:運用開始
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):水路式
- 発電方式(水の利用方法):流込み式
- 出力
- 認可最大出力:19600kW
- 常時出力: 1500kW
- 水量
- 最大使用水量:12.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:194.30m
- 設備
- 水車:立軸フランシス水車×2台 総出力40600kW
- 発電機:立軸三相交流同期発電機×2台
- 導水路:総延長8162.4m、主要導水路 幅2.20〜2.30m×高2.10〜3.30m、延長4845.9m
- 上部水槽:縦28.00m×横2.20〜6.90m×高3.00〜10.40m
- 水圧鉄管:内径2200mm、板厚9〜19mm、延長432.43m×1条
- 分岐管:1箇所
- 条管:内径1030〜780mm、板厚10mm、延長21.40m、2条
- 入口弁:バイプレーンバルブ(複葉弁)
- 放水路:幅2.00〜3.00m×高2.50〜6.00m、総延長20.1m
- 標高
- 取水位標高:678.00m
- 放水位標高:465.50m
- 面積
- 流域面積:83.0平方キロメートル
- 河川
- 取水:黒谷川[黒谷ダム]、他
- 放水:黒谷川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
取水堰諸元
- 名称
- 黒谷(くろたに)ダム
- 種類
- 取水堰
- 水門設備等
- ラバーゲート:直径6m、長さ43.1m
フォトギャラリー
(2006-11撮影)
発電所全景
(2006-11撮影)
上流側より発電所を望む
一見、水圧鉄管が在ったように見えますが、運開当時から埋設配管との情報を頂きました。情報ありがとうございます。
(2007-08-17 情報修正)
(2006-11撮影)
黒谷川上流方向を望む
この上流約8km地点に世界最大のラバーゲートが設けられています。
(2006-11撮影)
黒谷ダム全景
所々に荒れた場所のある砂利道を走り、少々うんざりしてきた頃、眼前に巨大なその姿を現しました。
初めて目の当たりにしたその巨大なラバーゲートのインパクトは車の底を擦りながらも当地に赴いた価値があるものでした。
(2006-11撮影)
黒谷ダムと魚道
魚道はオーソドックスな直線タイプです。
ダムと名づけられていますが堤高は15m未満のため取水堰となります。
只見ダム湖畔(奥只見ではありません)にある電源開発只見展示館に本ダムで使用されている物と同じラバー素材が展示されています。
(2006-11撮影)
黒谷ダムのアップ
手前の建屋とほぼ同じ高さという所からその大きさが判るかと思います。
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2018-04-14所有者情報詳細追加
2011-01-18発電所諸元詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2007-08-17 情報修正
2007-07-24初掲載(2006-11撮影)
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