所在地:福島県大沼郡金山町沼沢
交通:JR只見線 早戸駅より約2km
日本初の純揚水式水力発電所でした。
本データは現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より転載しております。
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
沼沢湖取水口跡の現地記念碑より
沼沢沼発電所 取水口跡地
かつて東洋一の揚水式発電所と謳われた沼沢沼発電所は、昭和27年11月の運転開始以来、
沼沢湖と只見川の豊富な水を活用した発電所として重要な役割を果たしてまいりましたが、
平成14年9月にその使命を終え、廃止されました。
この碑は、発電所の建設から運転、そして廃止に至るまでの50余年の長きにわたる
地元金山町住民の皆さまのご理解とご協力への感謝とともに、
沼沢湖水面下30メートルに取水口が存在した証として設置するものです。
平成16年9月29日
東北電力株式会社 常務取締役福島支店長
佐々木 恭之助
敬称略、記念碑の数字は漢数字、改行位置は変更しています。
(2005-06撮影)
沼沢沼発電所周辺の様子を下流方向より
第二沼沢発電所の少し上流に水圧鉄管跡があります。
画像左側1/3の辺りに見える大きい鉄塔の向こう側のコンクリート部分です。
(2005-06撮影)
上の画像の右手に写っている橋より見た沼沢沼発電所跡と周辺の様子
画像中央の芝生が植えてある所が発電所跡地、手前は只見川です。
運用当時の下部貯水池であった宮下ダムの様子は宮下発電所のページに掲載してあります。
画像中央奥に同じく揚水式の第二沼沢発電所が稼動しています。
(2015-04-04画像追加、2014-04撮影)
春先、結構雪解けが進んだ頃の発電所跡及び周辺の様子です。
(2005-06撮影)
沼沢沼発電所跡のアップ
廃止されてからさほど経っていないため、建屋跡の芝生の植わっている場所は真新しさを感じます。
画像中央に2基写っている鉄塔の右側の鉄塔の手前が水圧鉄管が通っていた場所です。
(2005-06撮影)
途中の道路より下部の水圧鉄管跡と発電所跡地を望む
(2005-06撮影)
同じく途中の道路より、上部の水圧鉄管跡を望む
数年もすればその姿も隠れてしまいそうな木々や草の勢いです。
(2015-04-04画像追加、2014-04撮影)
前回探訪時から約9年経ちましたが、水圧鉄管跡地は草が優勢で木は生えていなかったです。
(2005-06撮影)
沼沢湖の水門設備跡
後方、道路を挟んで沼沢湖があります。
記念碑は画像右外に建っています。
廃止された発電所でも、こういう形で電力の歴史がしっかりと万人に分かる様に残されているということは素晴らしいと思います。
(2005-06撮影)
沼沢湖の様子
この先に取水口があったそうです。
ずっと左手の方に第二沼沢発電所の取水口があります。