中国電力株式会社 柴木川第一発電所
所在地:広島県山県郡安芸太田町川手
特記事項
横軸ペルトン水車に於いて1台当たりの最大出力日本一の水車を使用しています。
発電所諸元
- 歴史
- 所有:中国電力株式会社[運開]−中国電力株式会社[現在]
- 昭和31(1956)年 2月:着工
- 昭和32(1957)年10月:運用開始
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム水路式
- 発電方式(水の利用方法):貯水池式
- 出力
- 認可最大出力:24000kW
- 常時出力: 6600kW(運開当時7000kW)
- 水量
- 最大使用水量:7.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:403.80m
- 設備
- 水車:横軸二輪四射(二射×2)ペルトン水車 出力26600kW×1台
- 発電機:横軸三相交流同期発電機×1台
- 導水路:総延長6718.3m、主要導水路 馬蹄形圧力トンネル 口径2.32m、延長6503.5m
- 調圧水槽:差動式サージタンク 口径5.50m×高48.30m
- 水圧鉄管:内径1850〜1100mm、板厚9〜32mm、延長1419.16m、1→2条
- 分岐管:Y分岐
- 入口弁:ロータリーバルブ
- 放水路:幅4.00m×高4.00m、総延長91.8m
- 標高
- 取水位標高:750.00m
- 放水位標高:329.10m
- 面積
- 流域面積:39.50平方キロメートル
- 河川
- 取水:柴木川[樽床ダム]
- 放水:柴木川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 樽床(たるとこ)ダム
- 歴史
- 昭和32(1957)年10月:竣工
- 種類
- 越流型直線重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:42.00m、堤頂長:261.15m、堤体積:101,000立方メートル
- 下部堤体幅:31.600m(基本三角)、減勢工幅24.000m
- 容量
- 総貯水容量:20,600,000立方メートル
- 有効貯水容量:17,500,000立方メートル
- 面積
- 流域面積:39.5 平方キロメートル
- 湛水面積: 1.80平方キロメートル
- 標高
- クレストゲート門柱標高:754.50m
- 天端標高:752.00m
- クレスト越流頂標高:744.70m
- 常時満水位標高:750.00m
- 最低水位標高:733.00m
- 計画堆砂位標高:721.50m
- 減勢工壁頂標高:717.20m
- 副ダム越流頂標高:713.00m
- 基礎標高:710.00m
- 水門設備等
- クレストゲート:テンターゲート×2門
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
フォトギャラリー
(2016-11撮影)
発電所建屋を柴木川下流の少し離れた場所から撮影しました。
画像左外が旧可部線(廃止)の三段峡駅が在った辺りになります。
(2016-11撮影)
一つ上の画像と同じ場所から撮影した発電所と周辺の様子です。
画像中央奥が三段峡の下流側入口となります。
(2016-11撮影)
水圧鉄管の様子です。
画像で確認出来るよりもずっと上の方から下りてきています。
画像手前から左奥にかけて旧可部線が在った辺りになります。
(2016-11撮影)
左岸より樽床ダム天端と竣工記念碑を撮影しました。
画像右端中段、堤体に取水設備が設けられています。
(2016-11撮影)
右岸より樽床ダム天端とダム湖を撮影しました。
(2016-11撮影)
樽床ダム天端右岸寄りから下流を撮影しました。
三段峡の最上流部となり、此処から発電所建屋まで川沿いに歩道が設けられています。
(2016-11撮影)
樽床ダム天端左岸寄りから下流を撮影しました。
洪水吐導流壁の造りが建設当時の様子を偲ばせます。
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2018-01-08初掲載(2016-11撮影)
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