所在地:北海道千歳市水明郷
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
一部データについては、利用規約に基づいて国土交通省様の一級河川における水力発電施設諸元一覧(http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/suiryoku/index.html)より転載しています。
現地頌徳碑より
(異体字や略字等、一部の文字は置き換えてありますが環境によっては文字化けする場合があります。また、改行はそのままです。)
鈴木梅四郎翁頌徳碑 翁の慧眼ナル 明治卅七年ノ比當時尚未開ノ吾水力電氣 界に能ク此大發電所ヲ建設シ王子製紙苫小牧工場操業 根幹ヲ作レルハ吾人後輩ノ讚歎措ク能ハサル所ナリ茲ニ 翁の和歌ト倶に石ニ勒シテ永ク之ヲ後世ニ傳ヘントス 支笏湖よなれのなれのいさをは 紙をつくり 光となりて世々にかヾやく 昭和卅五年九月 島菊次郎謹識弁書 東京青山 石勝刻
東京青山 石勝刻(石勝刻む、現物は刻が異体字)の部分ですが、宝永3(1706)年に創立された江戸の石工職人集団「石勝(いしかつ)」の事で
江戸城の石普請、東京の青山墓地の開設に貢献、全国各地の石碑なども数多く手掛けたそうです。
現在でも造園業等を営まれておられる石勝エクステリア様へとその流れは引き継がれているそうです。
参考:株式会社石勝エクステリア様ウェブサイト(https://www.ishikatsu.co.jp/company/philosophy/origin.shtml)
(2019-08撮影)
鈴木梅四郎翁頌徳碑が発電所展望台脇に建立されています。
こちらの展望台及びその周辺は関係者の方々の手入れが行き届いた綺麗な場所です。
碑の左隣に在る案内板には碑文と同じ文が漢字を現代の物と置き換えて記されています。
(和歌にて崩し字の判読が難しい部分はこちらの案内板を参考に致しました)
(2019-08撮影)
(柵越しに撮影しています。柵内へは入らない様にお願いします)
千歳第一発電所は外観のみ公開、見学が可能となっています(立入禁止の場所やフェンス内、柵内へは入らない様お願いします)
上部水槽の制水門脇が展望台となっており、そこから撮影した発電所全景です。
見晴らしの良さと俯瞰する水圧鉄管の迫力が相まって印象に残る眺めとなっています。
因みに第二〜第五発電所は公開されておらず、付近も立ち入り禁止となっています。
また、同社の尻別第一発電所が同じくレンガ造りの建屋となっています。
(2019-08撮影)
発電所を見下ろす展望台から撮影した水圧鉄管最上部の様子です。
画像右手には昔の写真が展示、撮影地点後方には王子製紙様の北海道に在る水力発電所を紹介する看板が設けられています。
(2019-08撮影)
調整池側から撮影した上部水槽制水門及び越流頂です。
この先が水圧鉄管、一つ上の画像となります。
(2019-08撮影)
導水路と調整池からの合流部、画像左の橋部分が導水路から、画像右の橋部分が調整池からの流込みです。
(2019-08撮影)
調整池の様子、画像左下の外が流出しです。
(2019-08撮影)
導水路出口です。
画像右上は調整池です。
(2019-08撮影)
(フェンス越しに撮影しています。フェンス内へは入らない様にお願いします)
取水堰は右岸横から木々越しに少しだけ見えました。
(2019-08撮影)
(フェンス越しに撮影しています。フェンス内へは入らない様にお願いします)
少し下流側に移動すると取水堰堤体下流側が少し見えました。
(2019-08撮影)
支笏湖の流れ出し部分(千歳川)に架かる橋から取水堰方向を撮影しました。
画像に写っている部分の少し先が取水堰です。
(2019-08撮影)
支笏湖の流れ出し部分(千歳川)に架かる橋から支笏湖方向を撮影しました。
奥に見える橋は千歳第一発電所の建設のために敷設された鉄道(山線)の跡で徒歩で渡れます。