東北電力株式会社 宇津野発電所 跡
所在地：岩手県盛岡市川目第９地割
交通：ＪＲ東北本線 仙北町駅より約６ｋｍ
特記事項
岩手県初の水力発電所です。
発電所諸元
- 歴史（途中は抜けている可能性が有ります。？は未確認）
- 所有：盛岡電氣株式会社［運開］−東北配電株式会社？−東北電力株式会社［廃止］−盛岡市
- 明治３７（１９０４）年１月 ：着工
- 明治３８（１９０５）年９月 ：運用開始
- 昭和１７（１９４２）年４月 ？：配電統制令により所有者変更？（東北配電？）
- 昭和２６（１９５１）年５月１日：電気事業再編成令により所有者変更（東北電力）
- 昭和４８（１９７３）年７月 ：運用終了
- 昭和４９（１９７４）年５月 ：盛岡市へ寄贈
- 昭和５４（１９７９）年８月１日：盛岡市有形文化財指定
- 発電の区分
- 種別：廃止（一般水力）
- 発電形式（落差を得る方法）：水路式
- 発電方式（水の利用方法）：流込み式
- 出力
- 認可最大出力：１２０ｋＷ（運開当時）
- 落差
- 有効落差：３３．３ｍ
- 設備
- 水車：横軸ペルトン水車
- 発電機：横軸三相交流発電機×１台
- 出力電圧２２００Ｖ、周波数６０Ｈｚ、回転数７２０ｒｐｍ、１０極
- 米Ｗｅｓｔｉｎｇｈｏｕｓｅ（ウェスティングハウス）製
- 導水路：総延長約３．８ｋｍ
- 水圧鉄管：内径９５０ｍｍ、板厚９ｍｍ、延長７２．３ｍ×１条
- 河川
- 取水：簗川
- 放水：簗川
本データは現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より転載しております。
資料、情報等
発電所建屋及び周辺設備が盛岡市の有形文化財に指定されています。
フォトギャラリー
（2015-06撮影）
発電所を放水口側正面より撮影しました。
発電所手前には東北電力様より同社の創立５０周年記念事業として寄贈された碑が設けられています。
（2015-06撮影）
発電所と簗川上流方向の様子です。
（2015-06撮影）
一つ上の画像を撮影した橋から簗川下流方向を撮影しました。
（2015-06撮影）
側方より撮影した発電所建屋と水圧鉄管の様子です。
外観のみは自由に見学できますが、建屋内は盛岡市のイベント等で公開されていると思われます。
（2015-06撮影）
水圧鉄管の様子です。
（2015-06撮影）
取水堰は発電以外の用途で現在も使用されていました。
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2018-04-09所有者情報詳細追加
2016-05-15初掲載（2015-06撮影）
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