関西電力株式会社 常盤発電所
所在地:長野県木曽郡木曽町三岳
交通:JR中央本線 木曽福島駅より約6km
特記事項
日本発送電に依って建設された最初の水力発電所です。
発電所諸元
- 歴史
- 所有:日本発送電株式会社[運開]−関西電力株式会社[現在]
- 昭和16(1941)年7月 :運用開始(水力発電所データベース)
- 昭和16(1941)年9月29日:運用開始(事業者様データ)
- 昭和26(1951)年5月 1日:電気事業再編成令により所有者変更(関西電力)
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム水路式
- 発電方式(水の利用方法):調整池式
- 出力
- 認可最大出力:15000kW
- 常時出力: 4860kW
- 水量
- 最大使用水量:48.80立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:35.55m
- 設備
- 水車:立軸フランシス水車×2台 総出力15480kW
- 発電機:立軸三相交流同期発電機×2台
- 導水路:総延長2736.8m、主要導水路 圧力トンネル 幅4.80m×高4.80m、口径4.90m、延長2721.8m
- 調圧水槽:単動式サージタンク 口径18.00m×高19.60m
- 水圧鉄管:内径3100〜2800mm、板厚12〜15mm、延長63.76m、2条
- 入口弁:バタフライバルブ
- 放水路:幅18.64m×高4.70m、総延長12.2m
- 標高
- 取水位標高:783.00m
- 放水位標高:742.50m
- 面積
- 流域面積:553.7平方キロメートル
- 河川
- 取水:王滝川[常盤ダム]
- 放水:王滝川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 常盤(ときわ)ダム
- 歴史
- 昭和14(1939)年:着工
- 昭和16(1941)年:竣工
- 種類
- 越流型直線重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:24.1m、堤頂長:111.9m、堤体積:27,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:1,288,000立方メートル
- 有効貯水容量: 664,000立方メートル
- 面積
- 流域面積:553.7 平方キロメートル
- 湛水面積: 0.27平方キロメートル
- 水門設備等
- 洪水吐(クレストゲート):テンターゲート×7門
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。
フォトギャラリー

発電所建屋と屋外変電設備
こちらも三尾発電所同様、正面から撮れる場所がなかったです。
(2004-08-30画像追加)
取水先の常盤ダム
正面に近いアングルからの撮影は難しいようです。
テンターゲートはダム竣工当時のものではなく交換されています。
(2004-08-30画像追加)
上流より常盤ダムを望む
鬱蒼(うっそう)とした木々に覆われています。
(2004-08-30画像追加)
ダム湖の様子
こちらはダム付近と違って開けています。
画像左手の山の麓には御岳発電所があります。
(2004-08-30画像追加)
県道20号線沿いの「道の駅三岳」に運開当時のシャフト付水車ランナに絵を描いたオブジェが展示してあります。
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2018-10-28所有者情報詳細追加
2015-06-01発電所諸元詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2004-08-30画像、情報追加
2002-10-06初掲載
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