東北電力株式会社 鷹の巣発電所
所在地:新潟県岩船郡関川村湯沢
交通:JR米坂線 越後片貝駅より約2km
発電所諸元
- 歴史
- 所有:東北電力株式会社(新鷹の巣発電所)−東北電力株式会社(鷹の巣発電所)[運開]−東北電力株式会社[現在]
- 平成 8(1996)年9月 :着工
- 平成13(2001)年1月26日:運用開始
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム式
- 発電方式(水の利用方法):流込み式
- 出力
- 認可最大出力:15700kW
- 常時出力: 1670kW
- 年間発生可能電力量:68123MWH(6812万3千キロワット時)
- 水量
- 最大使用水量:150.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:12.50m
- 設備
- 水車:バルブ(横軸プロペラ)水車×2台 総出力16600kW
- 発電機(バルブ水車内):横軸三相交流同期発電機×2台
- 水圧鉄管:内径7200mm、板厚14mm、延長26.70m、2条
- 放水路:幅21.05m×高11.00m、総延長51.3m
- 標高
- 取水位標高:61.500m
- 放水位標高:48.400m
- 面積
- 流域面積:805.2平方キロメートル
- 河川
- 取水:荒川[鷹の巣ダム]
- 放水:荒川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 鷹の巣(たかのす)ダム
旧名(工事中名称):新鷹の巣(たかのす)ダム
- 歴史
- 平成 8(1996)年:着手
- 平成12(2000)年:竣工
- 種類
- 越流型直線重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:28m、堤頂長:177m、堤体積:47,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:1,865,000立方メートル
- 有効貯水容量:1,810,000立方メートル
- 標高
- 満水位標高:61.500m
- 面積
- 流域面積:805.2 平方キロメートル
- 湛水面積: 0.35平方キロメートル
- 水門設備等
- 洪水吐(クレストゲート):テンターゲート 扉幅10m×扉高13.3m×8門
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
資料、情報等
日本で2番目にチューブラー水車を2台併設した発電所です。
流込み式に於ける最大使用水量が恐らく日本第2位と思われます(日本最大は電源開発佐久間第二発電所)
フォトギャラリー
(2015-04撮影)
下流より発電所と鷹の巣ダムを撮影しました。
流込み式に於ける最大使用水量が電源開発佐久間第二発電所に次いで恐らく日本第2位ですが、こちらは貯水池式である佐久間発電所の放水を利用していますので、独立して取水している発電所としては鷹の巣発電所が日本最大と思われます。
また、テンター(ラジアル)ゲートの支持部分が一般的なゲートよりも高い位置に設けてあります。
通常は揚力を抑えるためにスキンプレートを全体で見た場合に垂直に近くなる様にすると思いますが、恐らく洪水時に支持部分が水に浸かり難くする為、敢えてこの様になっていると思われます。
(2015-04撮影)
下流より発電所と周辺の様子を撮影しました。
元々は、鷹の巣ダムの場所に取水堰が在り、画像左側へと導水し(旧)鷹の巣発電所で発電を行っていましたが、新鷹の巣発電所として発電所及びダムを再開発、運用開始時に鷹の巣発電所及び鷹の巣ダムと名称変更しています。
ダム上部への出っ張りを抑えるためテンターゲートの採用、送電線は(旧)鷹の巣発電所の導水路トンネルを利用しており、すっきりとした外観となっています。
(2015-04撮影)
鷹の巣ダム堤体上流側の様子です。
調整池式に相当する位は水の貯留を行っていますが、発電所側の都合で流量を変更できず流込み式になっていると思われます。
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2018-04-14所有者情報詳細追加
2016-03-06初掲載(2015-04撮影)
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