所在地:静岡県浜松市佐久間町佐久間(佐久間発電所)、半場(佐久間第二発電所)
交通:JR飯田線 佐久間駅より約0.5km
一般水力における年間総発電量日本一です。(佐久間発電所)
運用開始当時より毎年のように日本一の年間総発電量を誇っています。
その中での最高記録は平成3(1991)年の1,830,000MWH(18億3000万キロワット時)、
平均的な年間総発電量は1,373,600MWH(13億7360万キロワット時)です。
また、取水先の佐久間ダムは日本で初めて大型建機により建設された戦後初の大規模ダムです。
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
本データは現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より転載しております。
〜天竜川を越えて〜 少しの落差も有効活用 佐久間第二発電所[ナレーション+字幕](YouTubeへ移動します、2022-12-11公開)
水力発電所で日本一電気を作る 佐久間発電所[ナレーション+字幕](YouTubeへ移動します、2022-10-10公開)
ダムウォーキング 佐久間ダム[ナレーション+字幕](YouTubeへ移動します、2022-09-25公開)
佐久間発電所
屋外変電設備が鋼管ではなくH型鋼で組んであるのが印象的です。
佐久間発電所放水口付近の様子
通常、この放水口は使用されておらず、対岸の佐久間第二発電所へと導水されています。
手前の鉄橋はJR飯田線です。
(2012-10-09画像追加、2012-05撮影)
飯田線の鉄橋より佐久間発電所放水口を望む
画像右下に逆サイフォンの呑口が有り、天竜川の下を潜っています。
佐久間第二発電所に水を通さずに佐久間発電所のみで運転する場合、画像右下の越流堤を超えて天竜川へと放流されます。
鉄橋は地元の方の利便の為、特別に通行可能となっていますが、見学される方はくれぐれも支障とならない様にお願いします。
ちなみに佐久間発電所が出来る前は、飯田線の鉄橋及び線路は画像中央辺りを通っていたそうです。
(2002-04-30画像追加)
佐久間発電所より延びる送電線
左側が佐久間東幹線、右側が佐久間西幹線です。
対岸の桜並木の左側が佐久間第二発電所です。
立軸単輪単流渦巻フランシス水車
直径約3.8メートル、重量32トン、出力96000kW(運用開始当時日本最大)
昭和30(1955)年〜平成5(1993)年まで約37年間使用。東芝製。
(2004-02-01画像差替)
佐久間電力館に佐久間発電所で使用されていた水車ランナが展示してありました。
左側が底部です。
佐久間第二発電所及び取水口付近
落差12.3mの低落差大流量型の発電所ですが発電所らしくない外観です。
(2012-10-09画像追加、2012-05撮影)
佐久間発電所放水口から逆サイフォンで天竜川を潜ってきた水は、画像左側より出て画像右上の発電所へと流れます。
フェンスの外より網目を避けて撮影していますが、フェンスによりかかったり水路側へ入ったりしない様にお願いします。
(2004-02-01画像追加)
佐久間第二発電所建屋内部は外観の薄べったい印象とは異なり
かなり天井の高い空間が設けられています。
(2004-02-01画像追加)
横軸円筒カプラン水車のケーシング
案内羽根(ガイドベーン)が可動式になっており、
水車ランナー羽根(ランナーベーン)自体も可動式なので効率の良い発電を行うことができます。
水流は画像下部から上部の方向です。
(照明の色がおかしいですが被写体の色に合わせて調整したためです)
佐久間ダム堤体を左岸より
高さ150mもあるとダム袖部からは28mmで撮しきれませんでした。
ダム天端左岸側より下流の様子を望む
ダム堤体上の道路よりゲート越しにダム直下を覗いてみました。
写真で距離感が圧縮されていますが実際はかなりの高さ感があります。
佐久間ダム放流時の様子を展望台から撮影しました。
(2004-02-01画像追加)
堤体を下より望む
クレストゲートは左岸(画像右手)より1号水門となっています。
(2004-02-01画像追加)
排水管路
通常は佐久間発電所の取水水位より下げないので
新豊根発電所の建設時に使用したのみだそうです。
(2004-02-01画像追加)
1号水門の下流部に河床への衝撃を和らげるための構造物が見えます。
残りの4門の部分にもあるのですが水面下に隠れて見えません。
(2004-02-01画像差替)
ダム堤体上流側の様子
対岸は愛知県となり、天端上を愛知県道1号線が奥のトンネルを抜け、愛知県豊根村(旧富山村)へと続いており、
左岸側の静岡県道288号線(廃道状態)と共に険道マニアの間では有名な場所です。
佐久間発電所の取水塔
右上には佐久間電力館が見えます。
(2002-04-30画像追加)
佐久間電力館屋上から写したダム湖の様子