所在地:滋賀県米原市伊吹
交通:JR東海道線 近江長岡駅より約7km
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
発電所建屋
右隣、上流には小泉発電所が在ります。
発電所の右手の広場には発電所の案内看板、水車の展示、ちょっとした休憩スペースなどが
関西電力さんによって整備されており、特に桜の咲く頃に活用されているようです。
不心得者対策はもちろん必要ですが、地域に開かれた発電所として、
「なんだか訳の分からない建物がある」よりは
「ここに水力発電所が在って私達の生活に必要な電気を生み出している」と
地道にPRすることもマスメディアを使ってのPR同様に価値があることだと思います。
発電所建屋と水圧鉄管
水圧鉄管は見えている部分よりも奥のさらに一段高い所から下りてきています。
発電所と下流の様子
少し下ると急に開けており、姉川の流れは琵琶湖へと注いでいます。
上流方向を望む
奥に伊吹山が鎮座しています。
画像左手に写っているのは小泉発電所で、伊吹発電所は画像左外に在ります。
立軸単輪単流渦巻フランシス水車
有効落差172.9m、出力3000kW、
流量1.88立方メートル毎秒、定格回転数720rpm
伊吹発電所で使われていた水車
初代が1938年、(株)日立製作所(水車及びランナ)により製造、
2代目が1976年、日本工営(株)製造のランナへ取替
2001年にランナ交換(メーカー不明)が行われ3代目のようです。
2代目は25年間の運転により3億740万6千kWHの電力を生み出したそうです。
この展示品も2代目のランナのようです。
取水先の曲谷ダムと周辺の様子
曲谷ダムを下流より望む
残雪に阻まれ川が写っていませんが、それ以外の季節だと今度は緑に覆われていそうです。
曲谷ダム上流側の様子
川岸では無く、水門のすぐ脇に取水口があります。