所在地:栃木県日光市鬼怒川温泉滝
交通:東武鬼怒川線 鬼怒川温泉駅より約1.5km
日本で最初の発電専用コンクリートダム(黒部ダム)です。
黒部ダム建設当時は鬼怒川水力電気が下滝発電所の取水用として利用していました。
その後、下滝発電所は廃止、鬼怒川発電所が再開発され現在に至ります。
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダムウォーキング 黒部ダム(栃木県)[字幕版](YouTubeへ移動します)
駅から発電所に向かって歩くと鬼怒川温泉らしく大規模旅館の向こうに水圧鉄管が見えてきました。
下滝発電所の水圧鉄管は現在の水圧鉄管の左側のくぼんだ部分に設けてあったようです。
発電所の近くでアップで水圧鉄管上部を撮影
管路の左上のコンクリートが下滝発電所の水圧鉄管を接続していた上部水槽部分だそうです。
発電所建屋は結構奥まっていて近づけず、手前の変電設備越しの撮影になりました。
放流用の水門です。
左上に見える旅館が一番上の写真に写っている旅館です。
河岸に巨大旅館が立ち並び有名温泉街の威容を見せています。
土木学会附属土木図書館 所蔵 不許複製
(2004-07-19画像追加)
当時の下滝発電所の画像です。
第一発電所と書いてありますが、詳しい方にお聞きしたところ、下滝発電所で間違いないです。
建屋右手にバンザイ鉄塔が建っているのがわかります。
神奈川県川崎市にある東京電力「電気の史料館」に現物が展示されていました(現在閉館)
(2003-07-11画像追加)
主となる取水先の黒部ダム
日本初の発電用コンクリートダムです。
現地案内板によると大正元年当時、発電用ダムとして国内最大だったそうです。
ローラーゲート左岸端のさらに先(画像右端)に取水ゲートがあります。
ウェブサイト「雀の社会科見学帖」様に拠ると、
兵庫県の南小田第一発電所で当初取水していた峰山第二ダムの方が古いとのことです。
こちらはアースダムのため黒部ダムは発電専用のコンクリートダムとして日本初となります(2021-09-26追加修正)
(2015-02-01画像追加、2014-01撮影)
冬の黒部ダム堤体下流側の様子
土木学会附属土木図書館 所蔵 不許複製
(2004-07-19画像追加)
当時の黒部ダム(堰堤)です。
水門は22門あったそうです。
近くの記念碑に当時の水門巻上げに使用された歯車の一部が置いてあります(2021-09-26説明修正)
当時の水門巻上げに使用された歯車の一部です。
説明文及び当時の画像も展示されています。
土木学会附属土木図書館 所蔵 不許複製
(2004-07-19画像追加)
当時の黒部ダム上流側の様子
当時は右岸側からのみの取水だったようです。
右岸側取水口、画像右外がダム堤体です。
こちらは後に増設されたと思しき左岸側取水口です(以前、画像を追加した際に掲載忘れしていました)
画像右外がダム堤体です。
結構寒いので水面は凍っています。
土木学会附属土木図書館 所蔵 不許複製
(2004-07-19画像追加)
当時の沈砂池の様子
黒部ダムの少し下流に在る設備の様です(2022-05-22説明修正)
現在の沈砂池です。
恐らく鬼怒川発電所になった際に作り替えられたと思われます。
こちらも推測ですが一つ上の画像の沈砂池はもっとダム寄りに在ったと思われます。
(2003-07-11画像追加)
黒部ダム下流の様子
取水ゲートが左岸側にあるため鬼怒川発電所への導水管が川を横断しています。
(2015-02-01画像追加、2014-01撮影)
冬の黒部ダム堤体を上流より望む
(2015-02-01画像追加、2014-01撮影)
冬の黒部ダム周辺の様子を上流より望む
(2003-07-11画像追加)
ダム湖の様子
黒部ダム左岸側天端より撮影しました。
向こうに見える橋は鉄道ではなく道路です。