四国電力株式会社 名頃発電所
所在地:徳島県三好市東祖谷菅生
交通:JR土讃線 大歩危駅より約37km
特記事項
世界で最初に立軸デリア(可変翼斜流)水車が設置された水力発電所です。
発電所諸元
- 歴史
- 所有:四国電力株式会社[運開]−四国電力株式会社[現在]
- 昭和36(1961)年3月:運用開始
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム水路式
- 発電方式(水の利用方法):調整池式
- 出力
- 認可最大出力:1300kW
- 常時出力: 0kW
- 水量
- 最大使用水量:3.50立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:47.00m
- 設備
- 水車:立軸デリア(可変翼斜流)水車 出力1360kW×1台
- 発電機:立軸三相交流同期発電機×1台
- 導水路:総延長1000.2m、主要導水路 圧力トンネル 幅1.65m×高1.65m、延長435.374m
- 水平勾配1:926
- 調圧水槽:単動式サージタンク 口径6.000m(案内板)、4.40m(水力発電所データベース)×高34.17m
- 水圧鉄管:内径1650〜950mm、板厚8〜10mm、延長54.624m×1条
- 入口弁:バタフライバルブ
- 放水路:幅1.90m×高1.52m、延長247.745m
- 標高
- 取水位標高:950.00m
- 放水位標高:901.36m
- 面積
- 流域面積:28.0平方キロメートル
- 河川
- 取水:祖谷川[名頃ダム]+四ツ小屋谷川
- 放水:祖谷川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 名頃(なごろ)ダム
- 歴史
- 昭和35(1960)年:着手
- 昭和36(1961)年:竣工
- 種類
- 重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:37m、堤頂長:119.4m、堤体積:44,560立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:1,367,000立方メートル
- 有効貯水容量:1,213,000立方メートル
- 標高
- 満水位標高:950.00m
- 面積
- 流域面積:21.2 平方キロメートル
- 湛水面積: 0.09平方キロメートル
- 水門設備等
- 洪水吐(クレストゲート):テンターゲート×1門
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
フォトギャラリー
MAKOTOさん御提供 不許複製
発電所全景
祖谷川水系、最上流の発電所です。
(2011-12-30画像追加、2011-05撮影)
発電所と周辺の様子
発電所手前を流れている四ツ小屋谷川には放流されていません。
MAKOTOさん御提供 不許複製
発電所を反対方向より望む
MAKOTOさん御提供 不許複製
サージタンク上部
(2011-12-30画像追加、2011-05撮影)
放水口は発電所より少し離れた祖谷川に在ります。
MAKOTOさん御提供 不許複製
名頃ダム
(2009-08-23画像追加、2009-01撮影)
2009年の冬に訪ねた際には雪に阻まれ、ダム堤体下流側は遠景のみ撮影できました。
(2009-08-23画像追加、2009-01撮影)
積雪期の名頃ダム堤体上流側
案内板は画像右外に在ります。
(2011-12-30画像追加、2011-05撮影)
名頃ダム堤体上流側、非雪期の様子です。
木々に阻まれて、スッキリと見通すという訳には行かないです。
(2011-12-30画像追加、2011-05撮影)
その代わりに下流から名頃ダムを見渡す事が出来ました。
再訪した甲斐が有りました。
(林業用の仮設道路の様でしたので、現地にて通行しない旨の指示が有った場合には無理しない様にお願いします)
トップページ>都道府県別水力発電所ギャラリー>徳島県
トップページ>水系別水力発電所ギャラリー>吉野川水系
トップページ>ダム、堰別水力発電所ギャラリー>徳島県のダム、堰
2019-09-17所有者情報詳細追加
2011-12-30画像追加(2011-05撮影)
2009-08-23画像、発電所諸元詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2002-01-30初掲載
Copyright "suiryoku.com". All rights reserved.(一部画像除く)連絡先及び注意事項