辻町水力 辻(辻町)発電所 跡

所在地:徳島県三好市井川町井内西
交通:JR徳島線 辻駅より約1km

発電所諸元

歴史
所有:辻町水力[運開]−不明[廃止]
明治41(1908)年4月26日:運用開始
発電の区分
種別:廃止(一般水力)
発電形式(落差を得る方法):水路式
発電方式(水の利用方法):流込み式
出力
認可最大出力:100kW
河川
取水:井内谷川
放水:井内谷川

案内板、記念碑等

現地案内板「リフレッシュ いかわ ふるさと探訪コース」より

辻水力発電所跡

明治41年(1908年)4月26日、辻町と池田町の四百数十戸に初めて電燈がついた。

この水力発電所は、徳島県で最初につくられた水力発電所で、池田専売所の刻みたばこの動力にも使われた。
工費7万円、出力100キロワットと、現在から考えると小規模ではあるが、
それでも現在の貨幣価値にして20億円前後の資金をつぎこんだ大事業であった。

明治37(1904)年、たばこが専売になった直後から、新しい事業を起こしたいと考えた旧刻みたばこ工場十数工場の出資であった。
水の取入口、水路の跡など今も残っている。刻みたばこ産業繁栄の名残りである。

フォトギャラリー



2011-12-31画像追加(2011-05撮影)
2009-08-02初掲載(2009-01撮影)
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