所在地:富山県下新川郡朝日町蛭谷
交通:JR北陸本線 泊駅より約12km
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
(2005-07撮影)
発電所全景
水圧鉄管は地中を通っているため見ることが出来ません。
黒部川水系黒薙川よりはるばる導水しているのですが、それらしき雰囲気は全くありません。
(2005-07撮影)
発電所と周辺の様子
発電所後方(右手)の山は結構低く見えますが奥まで続いており、
発電所建屋の位置よりも更に標高1000m程度上に山頂があります。
放水路は川の流れの向こう側の地中を通っています。
(2005-07撮影)
放水路と朝日小川ダム湖
画像左側の流れの向こうの水のある部分が放水路です。
奥の湛水部分が朝日小川ダム湖で、朝日小川第二発電所の取水先になっています。
(2014-09-07画像追加)
北陸電力様の御厚意により、取水先の北又ダムを見学させて頂きました。
北陸電力様、見学にあたって調整して頂いた方、どうもありがとうございました。
今回掲載の画像は、普段、立ち入りが制限されている場所から撮影した画像も有ります。
当地に行かれる方は、立ち入りが制限されている場所へは入らない様にくれぐれもお願い致します。
画像は、朝日岳への登山道途中から撮影した北又ダムの様子です。
(2014-09-07画像追加)
上の画像と同じ位置から撮影した北又ダムと周辺の様子です。
登山される方は画像左側の吊橋を手前方向に渡って朝日岳へと向かいます。
なお、当地は地元との協定により、指定されたタクシーのみでの往復となります。
今回は小川温泉からの往復で2万円超かかりました。
徒歩でも行けると思いますが距離は片道約10km有ります(自転車は恐らく不可)
(2014-09-07画像追加)
北又ダムを特徴付けている排砂ゲートです。
流路の底は摩耗対策でレールを加工、組み合わせて敷き詰められています。
ゲート扉体には、水深が浅いにも拘らずロック機構が設けられています。
また、ゲート自体、上流側にもう1門設けられており、排砂操作後に土砂が詰まらない工夫がされています。
(2014-09-07画像追加)
クレストゲートも珍しいタイプで、下部のローラーゲートと上部の角落しを組み合わせたタイプとなっています。
上部の角落しのみ取り外す事により、水位を若干低めに維持しつつ自然越流させる様になっています。
山深い上に豪雪地帯という事も有り、特に冬季管理の手間を抑える工夫がされています。
(2014-09-07画像追加)
高台より黒薙川下流を撮影しました。
画像右端に下流への道が見えますが、道の状況は悪いとの事で通るには相応の装備が必要です。
画像中央付近、車が停まっている所の先を下ると、上の画像の吊橋(朝日岳への登山道)に行けます。
(2014-09-07画像追加)
上の画像と同じ高台より望んだダム頂部と周辺の様子です。
(2014-09-07画像追加)
右岸下流側より北又ダムを撮影しました。
河川維持流量を利用した発電所を建設中でした。
減勢池からの高さが結構有る洪水吐が珍しいです。
高強度コンクリートを使用していて、発電開始以降に洪水吐路の修繕は行っていないとの事です。
(2014-09-07画像追加)
北又ダム天端は雪対策の為、軽量コンクリート板で覆われており、かなりスッキリした印象です。
(2014-09-07画像追加)
クレストゲートを上部より撮影しました。
画像左側の戸溝付近、上部の角落し部分が下部のローラーゲート扉体から延びている受け部分に差し込まれている構造が判ります。
(2014-09-07画像追加)
クレストゲート越しにダム湖を望む
(2014-09-07画像追加)
北又ダム堤体上流側の様子
右岸側、ダムのすぐ隣に取水口が見えます。
小川水系(二級水系)
富山湾←朝日小川第二┬朝日小川第一←黒部川水系黒薙川
└───────────←定倉山