所在地:富山県富山市庵谷
交通:JR高山本線 楡原駅より約3km
取水先の神一ダムに設けられているテンターゲートに、日本で初めて扉体後面巻上方式が用いられました。
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
神のワン!ツー!スリー! 神一ダム[ナレーション+字幕](YouTubeへ移動します)
庵谷発電所のページに掲載している物と同じです。
発電所全景
これぞ大出力水力発電所といった感じの威容を誇っています。
神通川第一発電所の奥(左側)には庵谷発電所があります。
(2004-10-07画像追加)
発電所と周辺の様子
(2004-10-07画像追加)
放水口(画像左端の流れの部分)及び下流を望む
取水先の神一ダム
川幅が急に狭くなるせいか減勢工が途中で切れたようになっています。
手前の設備は以前在った庵谷第二発電所の沈砂池(沈砂槽)との事です。
Mineko.T製作所様ありがとうございました(2023-01-09修正)。
ダム上流側の様子
画像左外に取水口があります。
アップ画像が無いので判りづらいですが、
テンターゲートが扉体後面巻上のため扉体の水面側にワイヤーが有りません。
取水口スクリーン
画像右手外がダム堤体、神通川は画像右よりの機械のはるか向こうを流れて行きます。
ダム湖の様子
左手がダム堤体ですので神通川はここで右へほぼ直角に流れを変えています。
立軸単輪単流渦巻フランシス水車(ステンレス鋼製)
昭和29(1954)から平成2(1990)年の36年間使用
有効落差:62.5メートル
最大使用水量:83.7立方メートル毎秒
水車最大出力:48000kW
発電最大出力:40000kW
累計発生電力量:約78億2千万キロワット時(7,820,000MWH)
(2003-10-05画像追加)
運用開始当時の水車ランナを見に行きました。
公開されてはいますが北陸電力様の営業所の敷地内ですので
見学される方は一声掛けてからのほうがいいかと思います。
ランナ下側
ランナーコーンは一体型、全体の直径は2、5m程度かと思います。
(2003-10-05画像追加)
ランナ側面
もの凄い重厚感のあるランナです。
キャビテーション(渦流によって発生する泡)のためでしょうか、表面はボコボコになっています。
(2003-10-05画像追加)
ランナ上面
当時の工作技術でこれ程の大きさのステンレス鋼へのバイトがけでは
さすがにきついみたいで表面にはバイトの跡がレコードの溝のように残っています。
(もちろん、精度が必要な所は滑らかに仕上げてあります)