関西電力株式会社 音沢発電所
所在地:富山県黒部市宇奈月町音澤
交通:富山地方鉄道 音沢駅より約1.5km
発電所諸元
- 歴史
- 所有:関西電力株式会社[運開]−関西電力株式会社[現在]
- 昭和60(1985)年7月18日:運用開始
- 昭和60(1985)年9月 :完成
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム水路式
- 発電方式(水の利用方法):調整池式
- 出力
- 認可最大出力:124000kW
- 常時出力: 0kW
- 水量
- 最大使用水量:74.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:193.50m
- 設備
- 水車:立軸フランシス水車 出力127700kW×1台
- 発電機:立軸三相交流同期発電機×1台
- 導水路:総延長10818.0m、主要導水路 圧力トンネル 口径5.20m、延長10768.0m
- 調圧水槽:単動水室式サージタンク 口径10.00m×高55.50m
- 水圧鉄管:内径4300〜3000mm、板厚16〜39mm、延長294.26m×1条
- 入口弁:バイプレーンバルブ(複葉弁)
- 放水路:口径5.30m、総延長1778.6m
- 標高
- 取水位標高:343.00m
- 放水位標高:131.50m
- 面積
- 流域面積:461.2平方キロメートル
- 河川
- 取水:黒部川[出し平ダム]
- 放水:黒部川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 出し平(だしだいら)ダム
- 歴史
- 昭和55(1980)年:着手
- 昭和60(1985)年:竣工
- 種類
- 越流型直線重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:76.70m、堤頂長:136.00m、堤体積:203,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:9,010,000立方メートル
- 有効貯水容量:1,657,000立方メートル
- 標高
- 満水位標高:343.000m
- 面積
- 流域面積:461.2 平方キロメートル
- 湛水面積: 0.35平方キロメートル
- 水門設備等
- 洪水吐(クレストゲート):テンターゲート×3門
- 排砂門:2門
- 河川維持水放流用バルブ:1門
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
出し平ダムの様子は新柳河原発電所のページに掲載してあります。
フォトギャラリー
(2005-07撮影)
発電所建屋
建屋手前には黒部川水系の水力発電所で使用されていた水車とバルブが展示されています。
(2005-07撮影)
発電所と周辺の様子
山の上に見えるサージタンクより岩盤中を通り発電所建屋へと導水されています。
放水口は建屋よりも結構離れた愛本発電所の近くに設けられ、落差を稼いでいます。
(2005-07撮影)
サージタンク
右の鉄塔の見えている部分で50m程度かと思いますので結構な大きさのサージタンクです。
(2005-07撮影)
発電所下流側の様子
このあたりは黒部川の氾濫原のようで広大な河原が広がっています。
河原で作業している重機は上流から流れてきた材木を集めていますが、莫大な量が転がっていました。
上流の谷があまりにも急峻なため雪崩や大雨で倒木が発生しやすいようです。
(1級河川に於いて日本一急な河川勾配です)
この画像の左外に愛本発電所があります。
(2005-07撮影)
発電所上流側の様子
画像右よりの谷が黒部川上流で宇奈月温泉があります。
画像左寄りに見える水路橋は愛本発電所の導水路です。
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2018-11-10所有者情報詳細追加
2010-08-29発電所諸元詳細追加
2008-09-24発電所諸元詳細追加整理
2005-12-22初掲載(2005-07撮影)
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