所在地:富山県黒部市宇奈月町音澤
交通:富山地方鉄道 宇奈月温泉駅より約1.5km
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
下流より宇奈月ダムと発電所を望む
宇奈月ダム放流の様子
3箇所水が流れている部分が自然越流水路、その間の2箇所の切れ込みが低水位放流管、
一番右が排砂水路、一番左に写っていませんが水位低下用放流路があります。
発電所建屋と下流の様子
この先が宇奈月温泉郷になっています。
ダム横より放流の様子を撮影
奥より、排砂水路、越流水路、低水位放流管、越流水路、低水位放流管、越流水路、
一番手前が水位低下用放流路とその上に水門機械室と思われる建物です。
排砂水路にはコンクリートの磨耗を防ぐため、固い岩を貼り付けてあるそうです。(タイル状に見える部分)
ダム天端より放流の様子を撮影
ダム上流側の様子
各種金属部分は全てステンレス鋼が使用されているようです。
一見贅沢なようにも見えますが、長期の補修まで考えるとこのような手法もあながち贅沢でもないようです。
また、監査通路はプレキャストコンクリート(工場で前もって目的とする形状に製作されたコンクリート)を
埋め込む方法を採っており、ダム協会さんのサイトによるとおよそ1/4の人員で済んだそうです。
また、ダム堤体のコンクリート打設には一般的なケーブルクレーンではなく、ジブクレーン
(簡単に言うとアームのあるクレーンです)を用いています。
宇奈月ダム湖上流部に設けられている猿専用の吊橋(画像一番右)
宇奈月ダム湖中流部の様子は新柳河原発電所のページに掲載してあります。
野生生物の調査を行い、猿がいるとの事でこの橋が設けられたようです。
また、ダム建設前には、水没する場所の植生を調べ移植も行っており、かなり環境に配慮したダムといえます。