山形県企業局 横川発電所
所在地:山形県西置賜郡小国町綱木箱口
交通:JR米坂線 伊佐領駅より約2km
特記事項
取水先の横川ダムに日本で初めてダム用の回転式スライドゲートが設けられました。
ライジングセクターゲート又はドルフィンゲートとも呼ばれます。
(ライジングセクターゲートはダム用として用いる前に水路の水門用として用いられた時の一般名、
ドルフィンゲートは開発に当たられたIHIインフラシステム様に於ける名称です)
発電所諸元
- 歴史
- 所有:山形県企業局[運開]−山形県企業局[現在]
- 平成20(2008)年8月:運用開始
- 発電の区分
- 種別:一般水力
- 発電形式(落差を得る方法):ダム式
- 発電方式(水の利用方法):貯水池式
- 出力
- 認可最大出力:6300kW
- 常時出力: 0kW
- 水量
- 最大使用水量:13.00立方メートル毎秒
- 落差
- 有効落差:57.00m
- 設備
- 水車:立軸斜流水車 出力6500kW×1台
- 発電機:立軸三相交流同期発電機×1台
- 水圧鉄管、ステンレス管:内径3200〜1700mm、板厚8〜10mm、延長132.2m×1条
- 入口弁:バイプレーンバルブ(複葉弁)
- 標高
- 取水位標高:259.60m
- 放水位標高:201.50m
- 面積
- 流域面積:113.1平方キロメートル
- 河川
- 取水:荒川[横川ダム]
- 放水:荒川
本データは一般社団法人 電力土木技術協会様の許可を頂いて水力発電所データベースより転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
ダム諸元
- 名称
- 横川(よこかわ)ダム[国土交通省東北地方整備局管轄]
- 歴史
- 昭和62(1987)年:着手
- 平成19(2007)年:竣工
- 種類
- 越流型直線重力式コンクリートダム
- 大きさ
- 堤高:72.5m、堤頂長:277m、堤体積:240,000立方メートル
- 容量
- 総貯水容量:24,600,000立方メートル
- 有効貯水容量:19,100,000立方メートル
- 面積
- 集水面積:113.1 平方キロメートル
- 湛水面積: 1.55平方キロメートル
- 水門設備等
- 非常用洪水吐:自由越流頂 広径間×6、狭径間×2
- 常用洪水吐:引上形ライジングセクターゲート(回転式スライドゲート、ドルフィンゲート)広径間×2門、狭径間×1門
- 常用洪水吐(オリフィスゲート)×2門
- 選択取水設備:1門
- 利水放流管:1門
本データは一般財団法人 日本ダム協会様の許可を頂いてダム便覧より転載しております。(一部は現地案内板、銘板及び事業者様パンフレット等の資料より)
フォトギャラリー
(2015-04撮影)
下流正面より撮影した横川ダムと発電所です。
(2015-04撮影)
横川ダム右岸天端脇よりダム堤体下流側と発電所を撮影しました。
(2015-04撮影)
横川ダム天端より望む下流及び発電所の様子です。
下流側に見える大きい建屋が発電所、その手前に見える小さい建屋は放流バルブ室です。
(2015-04撮影)
右岸側より横川ダム天端の様子を撮影しました。
(2015-04撮影)
右岸側、ダムより少し離れた場所より横川ダム堤体上流側を撮影しました。
(2015-04撮影)
横川ダムの特徴となっているライジングセクターゲート(回転式スライドゲート、ドルフィンゲート)を上流より撮影しました。
環に扉体が取り付けられており、環が回転する事により扉体が上下します。
(2015-04撮影)
横川ダム天端から撮影したダム湖です。
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2016-03-21初掲載(2015-04撮影)
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